中川 昌俊 2016/11/21 11:30

楽天と住宅情報サイト「HOME'S(ホームズ)」を運営するネクスト、及び日本賃貸住宅管理協会(以下、日管協)は11月18日、共同で不正注文防止およびおとり物件対策を目的とした取り組みを開始した。

近年、盗んだカード情報を使って商品を注文し、空き家を悪用して荷物を受け取り、転売する事例が多く発生している。

これに対抗するため、ネクストは「HOME'S」に掲載されている空室情報を楽天に提供。楽天では空室情報と注文情報を照合し、浮かび上がった物件についてはさらに精査の上、疑わしい注文だった場合、登録店舗に注意を促す。加えて、疑わしい注文の配送先と合致した物件情報については日管協へ連携し、日管協より当該物件の管理会社へ空室の管理方式の再確認等の注意喚起を行う。

今年8月に、掲載物件の一部を連動させて試験運用を行ったところ、おとり物件または更新もれ物件と思われる情報が一定数検知されたという。

現在は試験運用の段階だが、来年度から本稼働を目指す。また、ネクストでは今後、他のECサイトにも呼びかけて、物件情報の精度向上を図っていくとしている。

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