フェリシモ、収益回復の見込みが立たず中国の通販・EC子会社など2社を清算・解散へ
収益確保が難しい状況が続いていることから今後の回復が困難と判断、解散・清算を決めた
カタログ通販・ECのフェリシモは7月17日、中国で通販・ECを手掛けている子会社など2社を、解散・清算することを同日開催した取締役会で決議したと発表した。2社とも2013年12月期に1億円以上を売り上げているが、当期純損失を計上。収益確保が難しい状況が続いていることから今後の回復が困難と判断、解散・清算を決めた。
解散・清算するのは、間接出資100%で衣服・生活雑貨などの通販・ECを手掛ける「北京幸福生活貿易有限公司」と、衣服・生活雑貨用品などの卸売・小売を行う「芬理希梦(北京)商貿有限公司」の2社。
「北京幸福生活貿易有限公司」の2013年12月期の売上高は前の期比55.5%減となる1億600万円で、600万円の当期純損失(前の期は1600万円の当期純利益)。
「芬理希梦(北京)商貿有限公司」は直近3年間で3期連続の当期純損失を計上。2013年12月期は3800万円の純損失、売上高は前の期比29.5%減の1億3900万円だった。
「北京幸福生活貿易有限公司」は9月中旬、「芬理希梦(北京)商貿有限公司」10月中旬に清算の手続きを開始する見込み。
中国子会社2社の解散・清算に踏み切ることで、フェリシモは2014年3~8月期(中間期)の連結決算で、清算関連費用として6000万円の特別損失を計上する。
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