フリマアプリ市場は3052億円【2016年の経産省調査】
フリマアプリは「レディースファッション」「コスメ、香水、美容」での利用が多いと経産省は指摘
2016年のフリマアプリ市場は3052億円――。
経済産業省が4月24日に発表した2016年の「平成28年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」では、日本のネットリユース(CtoC)の市場規模を調査。フリマアプリ市場も初めて算出した。
経産省によると、2012年に誕生したフリマアプリの市場規模は2016年に3052億円規模。今後も市場拡大が続くと予想している。
フリマアプリは「レディースファッション」「コスメ、香水、美容」での利用が多いと経産省は指摘。こうしたことを踏まえて、次のように説明する。
フリマアプリは女性や主婦を中心に利用が広まっていることが推測できる。また、近年若者の間では、いずれフリマアプリ等で売ることを前提に衣服を購入する傾向があるという。このような購入スタイルの変化もフリマアプリ市場の拡大につながっているものと考えられる。
今回の調査では、2016年1年間のフリマアプリの市場規模を統計情報、関連企業などへのヒアリングに基づいて推計したとしている。
なお、フリマアプリ最大手メルカリの2016年6月期(2015年7月~2016年6月)の売上高は122億5600万円(前期比189.2%増)。メルカリの収益の柱は出品者の販売額に対する10%の手数料などのため、単純換算で2016年6月期は1000億円以上の年間流通総額だったと考えられている。
経産省がまとめたリユース市場における各市場規模「ネットオークションCtoC」「フリマアプリ」「BtoC EC」などは次の通り。
ネット販売における各市場の規模
- ネットオークション(CtoC)→ 3458億円
- フリマアプリ → 3052億円
- ネットショップ(BtoC EC)→ 約2300億円
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