瀧川 正実 2014/8/7 11:23

オフィス用品通販のアスクルは8月20日、一般消費者向け通販・ECサイト「LOHACO(ロハコ)」で、国内ビールメーカーなどの酒類を取り扱う専門サイトを立ち上げる。同月15日に茨城県の酒類販売会社を吸収合併する予定で、承継する酒類販売事業の一環としてアスクル水戸事業所が運営。ビールやチューハイなどを取り扱い、品揃えを拡充する。

4大ビールメーカーの商品を中心に、ビールや発泡酒、チューハイなど約100アイテムを販売する「ビアショップ(BEER SHOP)」を8月20日、「ロハコ」内に立ち上げる。各メーカーの定番商品や話題の新商品を扱うほか、利用者全体の6割という女性層の健康志向にマッチする機能系ビール、低アルコールのチューハイなどを取り揃える。

「ビアショップ」は、アスクルが8月15日に酒類のECや店舗販売を手掛ける昌利を吸収合併。昌利が吸収合併された後、酒類の販売事業を承継したアスクルの水戸事業所が、酒類販売の専門ECサイト「ビアショップ」の運営にあたる。

アスクルが8月20日に立ち上げる酒類専門サイト「ビアショップ(BEER SHOP)」

アスクルが8月20日に立ち上げる酒類専門サイト「ビアショップ(BEER SHOP)」

アスクルとヤフーが運営する「ロハコ」は現在、ビールやワイン、日本酒、焼酎などを扱っているが取り扱い点数が少ない。大手ビールメーカーや全国の酒蔵との取り引きがある昌利の流通網を取り込み、酒類のECを拡充する。

酒類のECを巡っては、アマゾンが4月8日に「お酒ストア」を開設。ワイン、日本酒、焼酎、スピリッツ、ビールなどの直販に乗り出した。オールアバウトも酒類の販売会社を買収するなど、酒類ECを巡る環境が慌ただしくなっている。

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