ヨドバシカメラも医薬品のECに参入、総合ネット通販サイト目指して品揃えを拡充
取り扱うのは第1類以外の医薬品。総合インターネット通販サイトを目指し、品揃えを強化する狙いがある
ヨドバシカメラは8月8日から、通販・ECサイト「ヨドバシ・ドット・コム」で医薬品の取り扱いを始めた。販売するのは第2類・指定第2類・第3類の医薬品。取り扱いジャンルを拡充し、利便性の向上と品揃えを強化。生活シーンに必要なさまざまな商品を取り扱う総合インターネット通販サイトを目指す。
販売するのは風邪薬や頭痛薬、胃腸薬、整腸剤、便秘薬などの第2類・指定第2類・第3類の医薬品で約2800品目。今回の医薬品の販売により、「ヨドバシ・ドット・コム」で取り扱う品目は約300万品目となる。医薬品も「ネットで注文・店舗で受け取り」サービスの対象。
医薬品の通販・ECを手がけるのは、ヨドバシカメラの「マルチメディア川崎ルフロン」。薬剤師が常駐する店舗の在庫を利用し、配送する。通販・ECサイトでの問い合わせ対応時間は、薬剤師が勤務する9時30分から22時まで。残りの時間帯は受注のみ対応する。
医薬品の通販・ECを巡っては大衆医薬品のネット販売が条件付きで2013年に解禁。今年6月12日には一般医薬品の販売ルールなどを定めた改正薬事法が施行され、第1類医薬品と第2類医薬品のネット販売が正式に解禁となった。
こうした状況を受け家電量販業界では、コジマが2013年4月に第3類医薬品の取り扱いを始め、このほど第1類医薬品の販売を開始。ビックカメラは今年6月12日に従来の第3類、第2類に加え、第1類医薬品の販売をスタートしている。
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