流通額2.9兆円のアリババ「独身の日」、日本の人気サイトは「ユニクロ」「シャープ」
アドウェイズが独自のECデータ推計サービスに基づくレポートを公表
アリババグループが1日で1682億元(約2兆8594億円、1元17円換算)を売り上げた中国最大のECイベント「独身の日」。「天猫」「天猫国際」における日本企業の販売状況について、アドウェイズが独自レポートを公表した。
「2017年シングルデーレポート」によると、「独身の日」(11月11日)のアリババ全体の流通額は前年比39%増、越境ECサイト「天猫国際」の流通額は同91%増だった。
「天猫」における人気ショップランキングの日本企業トップは6位の「ユニクロ」。7位の「シャープ」は前年の53位(アドウェイズによる調査)から大きく躍進したという。
「天猫国際」における上位にはサプリメントや化粧品のブランドが並んだ。日本企業では「マツキヨ」「ムーニー」「ウテナ」がトップ10に入った。
2017年9月に「天猫国際」に出店した「ウテナ」は、フェイスマスクを中心に売り上げを伸ばし、今年の「独身の日」では「天猫国際」における日本の化粧品ブランドで売上1位だったという。
日本製品の人気1位は「ReFa」
「天猫国際」で最も人気が高かった日本製品はMTGの美顔器「ReFa」。2位以下はメリーズ、ウテナ、ドクターシーラボ、ムーニー、メリーズの商品が続いた。
「天猫」全体における人気の商品ジャンルは「服・靴・バッグ」「デジタル製品・家電」「インテリア・車用品」。「天猫国際」では「化粧品」「食品/健康」「マタニティ・ベビー」となっており、国内ECと越境ECで人気の商品カテゴリーは大きく異なっている。
レポートはアドウェイズとADWAYS TECHNOLOGY LIMITEDが提供するECデータ推計サービス 「Nint(ニント)」に基づき作成した。「2017年シングルデーレポート」は5万円(税込み)で販売している。
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