ローソンが店頭受取&決済の生鮮食品EC「ローソン フレッシュ ピック」をスタート

午前8時までに予約すると午後6時以降に店舗で決済し、商品を受け取ることができる

渡部 和章

2018年3月7日 6:00

ローソンは3月6日、生鮮食料品の注文をネットで受け、コンビニ店頭で決済と商品の受け渡しを行う新たなサービス「ローソン フレッシュ ピック」を始めた。

野菜や果物、調味料など約500種類を販売。消費者は午前8時までに予約すると、当日午後6時以降に店舗で商品を受け取ることができる。

当初は東京・世田谷区と渋谷区、神奈川県川崎市、横浜市の一部地域(約200店舗)でサービスを提供。今後はエリアを首都圏に拡大し、全国展開を検討する。

「ローソン フレッシュ ピック」はローソン型ラストワンマイルと名付けている

野菜や果物、豆腐や納豆などの食品、調味料のほか、食材と調味料などがセットになったオイシックスドット大地のKit Oisix(ミールキット)も販売している。成城石井などスーパーや専門店の商品も含まれている。

商品の一例の参考価格(税込)はレタス1個193円、国産豚細切れ200グラムで298円、「旨味が効いた海鮮八宝菜キット」は832円。

「ローソン フレッシュ ピック」の利用条件は1回あたりの購入金額1000円以上。

午前8時までの注文は、午前9時にEC物流センターで商品をピックアップし、昼頃に出荷、指定店舗に商品を納品し、午後6時以降に商品を店頭で受け渡す。

ローソンの「ローソン フレッシュ ピック」の流れ

サービスの流れ

既存のコンビニの店舗網と物流網を活用しているため、新たな物流の構築は行わないという。

生鮮食品のECは競争が激化している。アマゾンジャパンは2017年4月、生鮮食品などを注文から最短4時間で配送する「Amazonフレッシュ(アマゾンフレッシュ)」をスタート。

セブン&アイホールディングスとアスクルは2017年11月、生鮮食料品のECサービス「IYフレッシュ」を共同で立ち上げた。

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