ワールドがアパレルEC2社を買収、古着と衣類レンタルに参入
ワールドは4月2日、古着専門のセレクトショップを運営するティンパンアレイと、衣類のレンタルサービスを手がけるオムニスへ出資したと発表した。ワールドが古着の買取販売や衣類のレンタルサービスを行うのは初めて。
ワールドは子会社のワールドインベストメントネットワークを通じてティンパンアレイの全株式と、オムニスの発行済株式の46.6%を取得した。
2社へ出資した背景についてワールド広報部は、「特に若い世代を中心に、新品だけでなく、古着やレンタルサービスの需要が高まっている」と説明している。
ティンパンアレイは1985年に東京・原宿でブランド古着専門のセレクトショップ「RAGTAG(ラグタグ)」を開業。現在は渋谷、原宿、新宿、名古屋、大阪、神戸、福岡などで姉妹店を含め合計15店舗を展開している。1999年スタートのECサイトは掲載点数が約24万点で、業界トップの水準という。
オムニスはファッションレンタルサービス「SUSTINA(サスティナ)」を手がけている。「SUSTINA」は中古の洋服やバッグ、アクセサリーなど15点を月額3900円で利用できるレンタルサービス。ユーザーは1点あたり500円で商品を交換できる。
ワールドグループは今後、ファッションテック分野を強化する方針を掲げる。推進する「デジタル事業」「プラットフォーム事業」に新たなノウハウやリソースを加えることで、ファッション消費を喚起するサービスを開発・提供。二次流通事業を強化すると同時に、既存の店舗網や会員基盤を生かして顧客ニーズに合わせたデジタルサービスを開発する。
ワールドは近年ECを強化している。2011年、新たなECプラットフォーム事業の構築をめざしファッション・コ・ラボを設立。2011年10月にはファッション・コ・ラボを通じてファッション通販事業「FASHIONWALKER(旧fashionwalker.com)」を買収・統合した。
ワコール、ニトリ、JIMOS、メルカリ、LINEが登壇する全13講座の無料イベント【4/12(木)東京開催】
2018年4月12日(木)に参加費無料のセミナーイベント「ネットショップ担当者フォーラム2018春 eコマースコミュニケーションDay」を開催します。EC事業者さんだけが参加できるイベントで、EC業界に携わる皆さんが抱えている課題や悩みを参加者で共有し、解決するための場です。
基調講演はワコール、ゼネラルセッションはニトリとJIMOS(内容は通販/ECとAI化)、スペシャルトークセッションはメルカリ(講演内でRIZAPグループ、C Channelが登壇)とLINE(講演内で千趣会、コメ兵が登壇)という豪華な顔ぶれ。
「AIと通販/ECが与える影響」(JIMOS)など興味深いテーマがたくさんの全13講演です。
- ワコールが取り組む顧客視点のコミュニケーション
- ニトリのECサイト運営の裏側
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