通販・EC専用商品で再配達削減の啓蒙&ラベルレスで廃棄物削減[アサヒ飲料の取組]
通販限定商品を入れるダンボールに「COOL CHOICEできるだけ1回で受け取りませんかキャンペーン」のロゴを記載する
アサヒ飲料は5月22日、通販の再配達削減を呼びかけるメッセージを外装ダンボールに印字した、通販専用のミネラルウォーター「アサヒ おいしい水 天然水 ラベルレスボトル」を発売する。
環境省が推進する地球温暖化対策プロジェクト「COOL CHOICE」に賛同。ダンボールに「COOL CHOICEできるだけ1回で受け取りませんかキャンペーン」のロゴを記載する。
PETボトルのロールラベルも削減する。原材料名などは外装ダンボールに印刷し、商品ごとに記載が必要なリサイクルマークなどはタックシールでPETボトルに貼付した。
ロールラベルの削減により、ラベルに使用する樹脂量を約90%削減できるという。
「アサヒ おいしい水 天然水 ラベルレスボトル」の内容量は600mlと1.9Lの2種類。希望小売価格は600mlボトルは24本入りは2786円、1.9Lボトルは6本入りで1380円。
販売チャネルは「Amazon.co.jp」に限定し、試験的に販売する。
アサヒ飲料はこれまで、環境負荷低減の取り組みとして、植物由来原料のオールバイオ資材を使用した「三ツ矢サイダー」を2016年に発売。2018年1月には、物流の効率化や環境負荷の軽減を目的に「アサヒ飲料群馬配送センター」を竣工させている。
政府は宅配便の再配達率13%めざす
宅配便の再配達削減をめぐっては、政府が取りまとめた「総合物流施策推進プログラム」において、再配達率を現在の約16%から2020年までに13%程度へ引き下げる目標を掲げている。
国土交通省や環境省は、宅配ボックスの設置を促進しているほか、「COOL CHOICE」などを通じて企業や消費者に再配達削減を啓発している。
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