しまむらの「ZOZOTOWN」出店は「自社EC展開を見据えノウハウを学ぶ」ため
しまむらがネット通販のスタートで「ZOZOTOWN」に出店するのは、ECに関するノウハウを獲得することや、新たな顧客層の獲得が狙い
しまむらは7月9日、スタートトゥデイが運営するファッションECサイト「ZOZOTOWN」に出店する。オンラインショップを開設するのは初めて。
プライベートブランド「CLOSSHIシリーズ」を中心に、オープン当初は128品番を販売。取扱商品は毎週追加する。
「ZOZOTOWN」への出店は、店舗がない地域や、店舗に来店できない顧客に商品を販売するのが目的。また、ECに関するノウハウを獲得することや、新たな顧客層を開拓する狙いもある。
しまむらは2020年2月期までに自社ECサイトの開設を計画している。まずは ECモールに出店することで、「自社ECサイトを運営するためのノウハウを獲得したい」(しまむら・企画室)と言う。
(しまむらの)店舗を使ったことがない消費者に商品を知ってもらい、新しい客層を開拓する目的もある。(モールへの出店は)広告宣伝の一環という意味合いもある。(しまむら・企画室)
オンラインショップの店舗名は「ファッションセンターしまむら ZOZOTOWN店」。オープンセールではセールを行うほか、同店舗の限定商品を販売するとしている。
しまむらの北島常好社長はEC参入の背景について「(店頭の)小売りだけを見ていればいい時代ではなくなった」(「通販新聞ダイジェスト」から引用)としていた。また、将来的なEC化率については10%程度が上限との見通しを示している。
しまむらの2018年2月期における連結売上高は、前期比0.1%減の5651億200万円。「しまむら事業」の店舗数は2018年2月末時点で1401店舗。2019年2月期末までに40店舗の純増を計画している。
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