渡部 和章 2019/5/24 10:00

KDDIは5月23日、携帯電話番号を使ったメッセージ配信サービス「+メッセージ」の公式アカウント機能を企業向けに提供すると発表した。サービス名は「KDDI Message Cast」。企業は自社の顧客に対し、テキストや画像、動画などのメッセージを配信したり、双方向のやり取りをしたりできる。

公式アカウントの第一弾は新生銀行。新規口座開設のキャンペーンや本人認証などを行う。今後、じぶん銀行や三菱UFJニコス、讀賣テレビ放送も順次導入する予定。

また、KDDIグループのauコマース&ライフは同日、総合ECモール「Wowma!」の「+メッセージ公式アカウント」運用を開始した。

「Wowma!」の「+メッセージ」公式アカウント
「Wowma!」の「+メッセージ」公式アカウント
「Wowma!」の「+メッセージ」公式アカウント
「Wowma!」の「+メッセージ」公式アカウントでは、商品検索機能や商品ランキングの機能より商品の検索が可能。おトクなセールやクーポン情報なども配信予定

「KDDI Message Cast」を使った公式アカウントは、エンドユーザー向けの情報配信や契約更新の通知、アンケートの連絡、予約情報のリマインド、問い合わせへの対応など、さまざまな用途が想定される。

配信したメッセージの開封状況を企業側が把握するこも可能。あらかじめ登録した複数のメッセージ (シナリオ) を、決められたタイミングで自動配信する「オーケストレーション機能」も備えている。「+メッセージ」を利用していない顧客には、同じ配信システムでSMSによる代替配信を行うこともできるという。

「+メッセージ」の公式アカウント機能を企業向けに提供する「KDDI Message Cast」
「KDDI Message Cast」の仕組み

「+メッセージ」はSMS (ショートメッセージサービス) の機能を進化させたサービス。KDDIとNTTドコモ、ソフトバンクの3社が2018年5月に開始した。

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