ライブ配信の「メルカリチャンネル」終了、法人向けライブコマースサービスも
メルカリは6月7日、ライブ配信を通じて品物の売買が行える「メルカリチャンネル」を、7月8日午後3時ごろに終了すると発表した。法人向けに開放していたライブコマースサービスも同日配信を終了する。
広報担当者は「(BtoCの法人向けも)一般のお客さま同様、2019年7月8日(月)に配信が終了となる」とコメント。「メルカリチャンネル」を通じて得た知見や意見を、メルカリの品質向上や新たなサービスに生かしていく。
サービス終了後、「メルカリチャンネル」の配信および視聴はできなくなる。サービス終了時点までに購入した商品の取引は、そのまま継続することが可能。サービス終了時に「メルカリチャンネル」で在庫設定していた商品も削除する。引き続き出品する場合、「メルカリ」への通常出品となる。
「メルカリチャンネル」は、視聴者と配信者がコメントやリアクションを通じて相互のコミュニケーションを取ることが可能で、写真や文章だけでは伝わらない商品のイメージを、ライブ配信を通じて訴求することができるサービス。
2017年12月1日から法人向けにも「メルカリチャンネル」を開放していた。
EC業界はライブコマースに注目
ライブコマースは近年、EC事業者の注目を集めている。ヤフーが2017年から開始しているほか、今年5月には楽天が参入している。
楽天は5月17日、ライブ動画配信サービス「Rakuten LIVE(楽天ライブ)」の提供を開始した。アーティストやタレント、一般のユーザーがライブ動画を配信し、視聴者とコミュニケーションを取ることができる。
視聴者は配信者に対して、コメントのほか「ギフト」と呼ぶ有料の応援アイテムをリアルタイムに送ることができ、双方向のコミュニケーションが可能となる。
ECモールのライブコマースはヤフーが2017年11月5日、ライブコマース機能「Yahoo!ショッピング LIVE」のiOS版アプリの提供を開始。2018年2月19日にはAndroidアプリ版にも対応している。