楽天と西友は6月17日、一般利用者へ商品を届けるドローン配送サービスを、7月から3か月間実施すると発表した。神奈川・横須賀にある西友の店舗から、観光地の猿島を訪問している観光客に、食材や飲料、救急用品など約400品目の商品を届ける。

離島における一般利用者を対象としたドローンの商用配送サービスは、国内初の取り組み事例となる。

決済は楽天ペイを利用、配送料は500円

猿島を訪れる一般利用者が、楽天のドローン配送サービス「楽天ドローン」の専用アプリをダウンロード。「西友 リヴィンよこすか店」で取り扱う約400品目の商品からスマートフォンで注文する。

要冷商品は西友が新たに開発した専用保冷バッグを使用。「楽天ドローン」の専用ドローンで、指定された時間に猿島内のドローン着陸ポートに届ける。決済は楽天ペイを利用、配送料は500円(税込)となる。

ドローン配送のルートは主に海上を飛行するため、安全性を保ったドローン配送が可能となる。横須賀市では現在、スマートモビリティ(賢い移動運搬手段)を活用した新規ビジネスの創出や社会的課題解決を目的とした「ヨコスカ×スマートモビリティ・チャレンジ」を推進している。

今回のドローン配送を通じて、利用者が求める商品層の把握やドローン配送の運用ノウハウを蓄積し、将来的に同市内で地理的な課題を抱える地域における、買い物困難者の救済や災害支援へと貢献していくことをめざす。

一般利用者へ商品を届けるドローン配送サービスのイメージ動画

楽天・安藤公二常務執行役員のコメント

楽天市場および楽天西友ネットスーパーにおいても協業を行う西友と、今回新たにドローン物流の分野でも取り組みを共にできることを嬉しく思う。今回の取り組みをはじめ、今後もより多くの方にドローン配送の利便性を感じていただけるよう、イノベーションを加速していく。

西友の竹田珠恵執行役員シニア・バイス・プレジデント EC事業本部のコメント

ネットスーパーでのドローン配送を検討する中で、今回、楽天からお話しをいただき、ぜひともという形で参画した。将来的には、楽天と共同運営をする「楽天西友ネットスーパー」においても、店舗でのお買い物が困難な方も含めたすべてのお客様に、品質の高い商品を低価格でお届けし、より多くのお客様の豊かな生活に寄与したい。

楽天と西友の親会社であるウォルマートは2018年1月、戦略的提携を発表。同8月には電子書籍サービス「Walmart eBooks by Rakuten Kobo」を立ち上げ、米ウォルマートの顧客が電子書籍やオーディオブック、「楽天Kobo」の電子書籍リーダーなどにアクセスできるシステムを整備した。10月から、ネットスーパー事業「楽天西友ネットスーパー」を展開している。

さらにウォルマートは12月11日、「楽天市場」に出店。アパレルや玩具など、米で販売している商品を、注文後に梱包して日本の顧客に空輸で届けている。店舗名は「ウォルマート楽天市場店」で、同店の運営は西友が手がけている。

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石居 岳

石居 岳(いしい・がく)

フリーライター、ジャーナリスト。

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