中国で行われたネット通販の買い物の祭典「独身の日」(W11、ダブルイレブン)で、中国のECプラットフォーム最大手の阿里巴巴集団(アリババグループ)の取扱高(GMV)が、過去最高となる2684億元(日本円で4兆1870億円、1元15.6円換算)を記録した。伸び率は前年比25.7%増。

日本のEC市場で取扱高トップである楽天の2018年度(2018年1~12月期)国内EC流通総額は3兆4310億円。「独身の日」1日で楽天の取扱高を1.2倍上回る取引が行われた計算になる。

中国で行われたネット通販の買い物の祭典「独身の日」(W11、ダブルイレブン)で、中国のECプラットフォーム最大手の阿里巴巴集団(アリババグループ)の取扱高(GMV)が、過去最高となる2684億元(日本円で4兆1870億円、1元15.6円換算)を記録した
過去最高となる2684億元の取扱高を記録(画像はアリババグループの公式Weiboから編集部がキャプチャ)

2019年は2018年実績を上回るスピードで取扱高が拡大。スタートから1時間3分59秒で1000億人民元に達し、11時間で1766億1000万人民元(252億5000万ドル)を超えた。2000億人民元を超えたのはスタートから14時間21分後。そして、スタートから16時間31分12秒後、2018年に記録した取扱高2135億円を突破した。

アリババグループによると、Uniqlo、Apple、Philips、Siemens、Dyson、Adidas、Skechers、Fila、Gap、L'oreal、Lancome、Estee Lauder、Shiseido、Aptamilなど84のブランドが「独身の日」のスタートから1時間で取扱高1億人民元を超えたという。

アリババ、2019年「独身の日」の戦略

私たちは、消費需要を喚起し、新しいブランドや商品を通じて中国のライフスタイルの向上をサポートすることをめざしている。データドリブンによる商品イノベーション、的確な消費者インサイトの把握を通じて、中国および世界中の出店企業のビジネス成長を支援する。同時に、中国の都市沿岸部や新興地域の消費者を惹き付けるために、レコメンデーション技術やコンテンツ主導のユーザーエンゲージメントツールを活用し、消費者により買い物を楽しんでいただくようにする。

「独身の日」キャンペーンの開催前、淘宝網および天猫 バイスプレジデント・Fan Jiang氏はプレスリリースで、アリババグループのECビジネスについてこう説明していた。

2019年で11回となったアリババグループの「独身の日」は、中国と世界各国から20万以上のブランドが参加。100万もの新商品が販売された。そして、セール期間中のプロモーションやキャンペーンでは、消費者に合計約500億人民元(約7500億円)の割引を提供した。

アリババグループで、東南アジアの主要ECプラットフォーム「ラザダ(Lazada)」も2018年に続いて2回目の参加。シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナムで「11.11ショッピングフェスティバル」を開いた。

「アリババグループの「アリエクスプレス(AliExpress)」はロシア、スペイン、イタリア、トルコの出店企業が「天猫ダブルイレブン」に初参加した。

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瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

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