石居 岳 2020/3/4 11:00

エディオンは3月3日から、ECサイト「エディオンネットショップ」の注文商品を、全国のオープン型宅配便ロッカー「PUDOステーション」やコンビニエンスストア、ヤマト運輸の営業所で受け取れるサービスを開始した。

「PUDOステーション」の設置場所は、鉄道主要駅やスーパーなど全国5000か所以上。コンビニエンスストアは全国2万か所以上で、ファミリーマート、デイリーヤマザキ、ポプラ、NewDaysなどの店舗で受け取れる。全国約4000か所のヤマト運輸営業所でも受け取れるようにした。

エディオンのEC事業では取り扱い商材の拡充を進めており、「自社サイトではヘルスケア、ペット用品や釣具、子会社のフォーレストでは酒、薬など取扱商品を増やしている。また、ネットショップについては、収益はもとより、リアル店舗の集客を含めて、お客さまの利便性にどう資するかという観点を踏まえながら運営している」(エディオン)と言う。

2020年度下期(2019年10月~2020年3月)のEC事業は、リアル店舗とECビジネスの相互利用を促進。リアル店舗における処分品・滞留在庫商品をECサイトで販売するほか、ネット専売商品のリアル展開も強化する。各チャネルのメリットを最大限に生かし、デジタルチラシの活用によってコスト削減を図る。

エディオンはリアル店舗とECビジネスの相互利用を促進。リアル店舗における処分品・滞留在庫商品をECサイトで販売するほか、ネット専売商品のリアル展開も強化す
リアル店舗とECの相互利用促進(画像は編集部が決算説明会資料からキャプチャ)

物流・サービスの強化では、シーアールイーと共同出資で合弁会社の設立を検討。さまざまな業種・業界が活用できるオープンイノベーション型の物流インフラプラットフォームの構築をめざす。1万台の軽トラックと配送スタッフを確保し、異業種のEC事業者や競合他社などとシェアしながら効率化、サービス強化を図る計画だ。

エディオンの2019年4~9月期(中間期)のEC売上高は130億5800万円で前年同期比1.2%減。2019年3月期の実績は272億1000万円で、2020年3月期は266億9900万円をめざしている。

総合流通プラットフォーム構想(画像は編集部が決算説明会資料からキャプチャ)

 

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