ライフがネットスーパー事業を東京20区・4市に展開、アマゾンのプライム通じて販路を拡大

ライフのネットスーパー事業は、アマゾンジャパンが運営する「Amazonプライム」会員向けサービス「Prime Now」を通じて、店舗で取り扱っている生鮮食品や惣菜を販売している

石居 岳

2020年4月20日 10:00

ライフコーポレーションは4月11日から、ネットスーパー事業の配送エリアを拡大した。

従来の配送エリアである東京7区(板橋区、北区、新宿区、杉並区、豊島区、中野区、練馬区)に加え、12区(江戸川区、葛飾区、江東区、墨田区、中央区)を追加。配送エリアを順次拡大し、2020年夏までに東京20区4市まで拡大する。

ライフのネットスーパー事業は、アマゾンジャパンが運営する「Amazonプライム」会員向けサービス「Prime Now」を通じて、店舗で取り扱っている生鮮食品や惣菜を販売している。

対象エリアのプライム会員は、ライフの実店舗で取り扱っている新鮮な野菜や果物、精肉、鮮魚をはじめ、店舗で調理された惣菜や店内で焼き上げたパン、「ライフプレミアム」や「スマイルライフ」といったプライベートブランド商品など、合計数千点の商品を「Prime Now」の専用アプリを通じてオンラインで購入できる。

ネットスーパーは、店舗から商品を出荷する店舗型と、専用物流センターから商品を届けるセンター型に分類される。ライフが採用しているのは店舗型。

ユーザーからの注文後、ライフ店内の専門スタッフが、ユーザーに代わって品質などを厳チェックしながら商品をピックアップし、Amazonの配送ネットワークで食品を届ける。配送時間は12:00~22:00で、当日または翌日の2時間単位で配達時間を指定することが可能。

最低注文金額は2000円以上から。配送料は6000円未満の注文の場合は440円、6000円以上1万円未満の注文は220円、1万円以上の注文は無料で配送する。利用条件はAmazonプライム会員および「Prime Now」専用アプリのインストールが必要となる。

ライフとアマゾンジャパンは2019年5、「Prime Now」に、ライフの出店が決定したと発表。9月から都内7区でネットスーパー事業を開始した。

ライフは単独の食品スーパーとして、売上高で国内1位の規模を持つ企業で、大都市圏を中心に合計275店舗(2020年2月29日現在)を運営。近年はネットスーパー事業の強化を図っている。

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