石居 岳 2020/6/29 10:00

顔認証等生体認証による入退管理、監視カメラシステムなどのソリューションを提供するセキュアは、未来型無人化店舗「SECURE AI STORE LAB(セキュアエーアイストアラボ)」を7月、東京・住友新宿ビル地下1階にオープンする。

「SECURE AI STORE LAB」は、最新のAI(人工知能)テクノロジーの活用によって、顔認証によるキャッシュレス決済、無人化による店舗運営を省人化・最適化を実現する実店舗。2021年1月をめどに商用サービスの提供開始をめざす。

「SECURE AI STORE LAB」が提供するのは次の通り。

  • 顔認証によるキャッシュレス決済
    来店者は事前登録を済ませてば、手ぶらで買い物できる。手に取った商品は自動認識され、待ち時間なく決済できる仕組み
  • 店舗の無人化・省人化や効率化
    多くの作業をAIが行い、スタッフは接客などに専念。商品に陳列している商品が減ると、スタッフへAIが通知する。AIにより万引きなどの犯罪も検知するという
  • AIによる来店者の行動分析
    映像解析や複数のセンサーで来店者の動線分析や表情分析、手に取ったモノ・買われなかったモノ、商品がどれぐらい手に取られているかなどのデータを可視化する
  • 新しい購入体験
    手に取った商品をAIが認識し、棚に設置しているモニターへ商品の口コミ情報、メーカーからのお薦めポイントを表示。AIによる接客を提供する
顔認証等生体認証による入退管理、監視カメラシステムなどのソリューションを提供するセキュアは、未来型無人化店舗「SECURE AI STORE LAB(セキュアエーアイストアラボ)」を7月、東京・住友新宿ビル地下1階にオープン
「SECURE AI STORE LAB」のイメージ

新型コロナウイルス感染拡大で、ソーシャルディスタンス対策に取り組む企業支援を目的に、入店制限機能や顔決済機能、AI商品棚を単体サービスで提供することも予定している。

「SECURE AI STORE LAB」はセキュアとAIソリューションを提供するヘッドウォータースが共同で開発。ヘッドウォータースが提供するマルチAIプラットフォーム「SyncLect(シンクレクト)」と、マイクロソフトが提供する「Microsoft Azure」を利用した店舗無人化向けソリューションを活用している。

「SyncLect」にディープラーニング技術を応用した顔認証エンジンを搭載。キャッシュレス決済連携を行うことで、顔認証決済を実現している。

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