瀧川 正実 2020/9/17 11:00

インテリア・住まいのSNS「RoomClip(ルームクリップ)」(運営はルームクリップ)は2021年春、マーケットプレイス「RoomClip ショッピング」を始める。

「RoomClip」ユーザーの投稿による膨大な実例写真、ユーザー同士のつながり、出品する企業と利用者のコミュニケーションなどを活用し、「ソーシャルコマース」を展開。初年度の流通取引総額100億円の達成をめざす。

「RoomClip」はインテリアや家具、家電、雑貨、ペット用品など、住まいや暮らしに関わる写真を投稿したり、「いいね!」やコメントで交流したりするSNS。インテリア・住まい業界の“クックパッド”と呼ばれている。

20代から40代の女性を中心に、月間アクティブユーザー数は830万人(2020年5月現在)。30代女性は国内人口の約3割が利用しているという。

「RoomClip」の特長
「RoomClip」の特長(画像はルームクリップのHPからキャプチャ)
「RoomClip」のユーザー属性
「RoomClip」のユーザー属性(画像はルームクリップのHPからキャプチャ)

ユーザーが投稿したコンテンツ(UGC、User Generated Contents)を活用し、住まいに関するアイテムへ興味を抱くユーザーが集まるコミュニティを形成。ユーザーが投稿したインテリアコーディネートなどの写真と、その商品を扱っている「楽天市場」などのECサイトを紐づけ、購入先へ誘導する機能などがある。

「RoomClip ショッピング」は、「RoomClip」の製品・商品軸でのファンコミュニティを通事、「RoomClip」内で購買までできるユーザー体験を提供。購入の参考になった実例写真を投稿したユーザーには、貢献度に応じてインセンティブを付与する仕組みを用意する。

「RoomClip ショッピング」の出品には、9月16日からスタートしたD2C(Direct to Consumer)クラウドサービス「RoomClip ビジネス」の利用が必要になる。「RoomClip ショッピング」への出品管理・決済管理のほか、ユーザーの行動データや属性データなどの分析機能などを搭載。「RoomClip」内に開くことができる企業アカウント「RoomClip showroom(ルームクリップ ショールーム)」とユーザーとつながり、マーケットプレイスにおける製品・商品の販売までの一連のサイクルをサポートできるようにする。

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