楽天の「Rakuten EXPRESS」配送地域を沖縄県に拡大、対象は37都道府県で国内人口カバー率は約63.5%
楽天は9月18日、楽天独自の配送サービス「Rakuten EXPRESS」の配送対象エリアを沖縄県に拡大したと発表した。
これにより、「Rakuten EXPRESS」の配送対象エリアは合計37都道府県となり、国内人口におけるカバー率は約63.5%となった。
沖縄県への荷物は航空機、船舶で輸送し、その後「Rakuten EXPRESS」の配送車で配送する。航空貨物輸送はANA Cargoが担う。
「Rakuten EXPRESS」では、楽天グループで生活用品や日用品を取り扱う「Rakuten24」などの直販店舗、「楽天ブックス」、ファッション通販サイト「Rakuten Fashion」、家電ECサイト「楽天ビック」の商品と、「楽天市場」出店店舗を対象とする物流サービス「楽天スーパーロジスティクス」で受託する一部の荷物を自社配送している。
沖縄県への配送は、「Rakuten24」「楽天ブックス」「Rakuten Fashion」が対象となる。
再配達においては、24時までの時間指定に対応するほか、不在再配達を減らす取り組みとして、住宅敷地内への置き場所指定配達「置き配」にも対応している。
楽天は、EC物流の健全化を目的に「楽天市場」における包括的な物流・配送サービスを構築する「ワンデリバリー」構想を掲げており、今回の「Rakuten EXPRESS」の配送エリア拡大もその一環。
9月時点での配送対象エリアは、東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県、栃木県、群馬県、茨城県、北海道、秋田県、岩手県、宮城県、福島県、新潟県、富山県、石川県、山梨県、岐阜県、静岡県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、三重県、岡山県、広島県、山口県、香川県、徳島県、愛媛県、福岡県、佐賀県、熊本県、長崎県、大分県、および沖縄県の一部地域。
楽天は「Rakuten EXPRESS」の配送対象地域を順次拡大する予定。