オイラ大地が「塚田農場」のエー・ピーHDと資本提携&水産物カテゴリの販売強化
オイシックス・ラ・大地はエー・ピーホールディングスの第三者割当増資を引き受け約56万株を取得。さらに、APHD傘下で水産卸を手がけるセブンワーク(SW)の株式51%を取得し、連結子会社化する
食品宅配を展開するオイシックス・ラ・大地は2月10日、「塚田農場」「四十八漁場」などのエー・ピーホールディングス(APHD)と資本業務提携を締結した。
オイシックス・ラ・大地はAPHDが第三者割当増資で発行する56万2100株を約2億4000万円で引き受ける。株式譲渡は2月26日の予定。
さらに3月31日付でAPHD傘下で水産卸を手がけるセブンワーク(SW)の株式51%を取得し、連結子会社化。オイラ大地は水産物カテゴリの宅配を強化する。連結子会社化と同時にSWの社名を「豊洲漁商産直市場」へ変更する予定。
SWは主に外食産業への水産品卸販売を手がける企業。買参権(水産物産地市場の場合、生産者が市場に水揚げした魚介類を、卸売人を通じて購入する権利)による豊洲市場などでの市場買い付けに加え、全国各地の漁場から直接買い付けで、中間流通を通さず鮮度の高い状態で提供できる独自の流通網を持つ。
今回の資本業務提携で、3社が持つそれぞれのアセットを活用。「オイシックスの水産品カテゴリの品ぞろえ/付加価値の高い商品拡充、仕入原価削減」「食材の共同調達や、製造・加工工場の共同利用による原価削減」「Oisixおうちレストランでの協業強化」などの取り組みを実施していく。
オイシックス・ラ・大地は現在、「Oisix」「大地を守る会」「らでぃっしゅぼーや」の3ブランドを運営。2020年9月時点で約38万人の顧客が利用している。
2020年4月には、新型コロナウイルス感染拡大により飲食店の営業自粛の影響を受けた外食業の食材を取り扱う「Oisix」の支援販売企画「おうちレストラン」をスタート。APHD社の「塚田農場」や「四十八漁場」の食材もECサイトで販売している。
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