千趣会は、電力小売のシン・エナジーと連携し、新電力サービス「ベルメゾンでんき powered by SymEnergy」の提供を1月29日から開始した。対応エリアは北海道、北陸、東京、関西、中国、四国(離島を除く)。
物価高騰などを背景に家計の節約志向が高まるなか、毎日使う「電気」を見直すことで、無理なく固定費を削減できるサービスとして、通販顧客への訴求を強化する。
「ベルメゾンでんき」は、シン・エナジーが提供する「きほんプラン」を、「ベルメゾン」を手がける千趣会が案内する形で展開する。シン・エナジーは12万件以上の契約実績を持つ。最大の特長は、初期費用と解約手数料が無料である点。契約期間の縛りや解約時の違約金がなく、「まずは試してみたい」という層でも利用しやすい設計としている。切り替え後も地域の一般送配電事業者が管理する送電網を利用するため、電気の品質や停電時の復旧体制などは従来と変わらないという。
申し込みはWebサイトから24時間受け付けており、現在契約中の電力会社への解約手続きや工事の立ち会いは原則不要。住環境によっては、スマートメーターへの交換工事(原則無料・立ち会い不要)が必要となる場合もある。
「ベルメゾンでんき」のWebサイトでは、居住地域や世帯人数を入力することで、年間の電気代削減額を試算できるシミュレーション機能を用意。試算結果は一定の条件に基づくもので、実際の料金を保証するものではない。利用エリアやプラン、電気の使用状況によって削減額が異なる点も明記している。
なお、比較対象プランに燃料費調整単価の上限が設定されている場合でも、「ベルメゾンでんき」の電源調達調整単価には上限がない。このため、燃料・原材料価格が高騰する局面では、調整額が高くなる可能性があるとしている。
2016年の電力小売自由化から通販業界でも参入
電力小売事業は2016年に全面自由化され、通販業界でも参入事例は少なくない。
楽天グループは2016年4月から一部地域で低圧電力供給サービス「まちでんき」を開始し、2018年10月には全国向けに「楽天でんき」を展開した。
歯科用品のBtoB通販などを手がける歯愛メディカルは、2016年から通販型新電力「Ciでんき」を提供しており、加入者数は1万7000件を超える。
ジャパネットホールディングス傘下でクレジットカードサービスなどを提供するジャパネットサービスイノベーションも、2021年1月から自社クレジットカード会員向けに「ジャパネットでんき」を開始している。
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