瀧川 正実 2021/4/8 10:00

コメリは茨城県つくば市のタクシー買物代行事業に参画、外出での買い物が難しい消費者に向けて、カタログ販売の「コメリまごころ便」を通じてカタログ衛生用品・介護用品・日用品などを販売する取り組みを始めた。

「コメリまごころ便」は、衛生用品・介護用品・日用品などをカタログ販売するサービスで、電話やネットで受注する。

コメリの「コメリまごころ便」
「コメリまごころ便」(画像はつくば市の公開資料からキャプチャ)

つくば市のタクシー買物代行サービスは、新型コロナウイルスが心配、店までの交通手段がない、外出できない、ネット注文ができないといった消費者に向け、タクシー事業者が商品を自宅などまで配送する行政サービス。スギ薬局、カスミが参画している。

消費者は「コメリまごころ便」から必要な商品をタクシー事業者に電話やFAXで依頼。注文を受けたタクシー事業者は、コメリが展開している店舗取り置きサービスを利用してつくば市内のコメリ店舗で商品を受け取る。その商品を消費者にタクシーで配送する仕組み。

商品代金・買物代行利用料金は、消費者へ注文商品を配送した際にタクシー事業者が徴収する。配送手数料は300円。

「買い物難民」といった社会問題の解消につなげると同時に、「コメリまごころ便」を通じた新規利用者の獲得なども期待する。

コメリの2020年3月期における通販・EC売上高は126億円でEC化率は3.6%。ECサイトで注文した商品を店頭で受け取れる店舗取り置きサービスの件数は年々増加しており、2020年3月期は前の期と比べて約1.3倍の2万3000件。2021年3月期は3万件を見込んでいる。

コメリがEC化率10%をめざし、EC事業を強化 EC売上とEC化率
EC売上・EC化率の推移(画像は決算補足説明資料から編集部がキャプチャ)
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