瀧川 正実 2021/7/6 9:30

Zホールディングスは、グループ企業のアスクル、出前館は、フードデリバリーサービスを活用して日用品や食料品を即時配達する「即配サービス」の実証実験を7月末から始める。

実証実験は、東京都板橋区を含む一部エリアで開始、順次3~5エリアに拡大する予定。

出前館のフードデリバリーサービス上で、アスクルが販売する約300種の商品のなかから選択し注文・決済すると、最短15分で商品を受け取ることができる。なお、リードタイムは最短15分~1時間程度を見込む。

出前館の配達員は注文を受けた後、都内の専用倉庫で商品を受け取り、自転車やバイクで指定配達先に商品を届ける。ZHD、ヤフー、LINEは集客やポイント施策などのマーケティング活動をサポートする。

Zホールディングスは、グループ企業のアスクル、出前館は、フードデリバリーサービスを活用して日用品や食料品を即時配達する「即配サービス」の実証実験を7月末から始め
実証実験のスキーム

扱う商品は、洗濯用品、掃除用品、電池、ベビー用品、衛生用品、ペット用品などの日用品。チルド食品(予定)、冷凍食品、カップ麺、レトルト食品、パン、ジュース、酒類などの食料品や飲料。

ZHD、アスクル、出前館は実証実験を通じて、配達先のラストワンマイルの即時配達ニーズを把握し、取扱商品の拡大や他の地域や他サービスでの展開を検討。「欲しい時に欲しい商品が手に入る」といった買い物体験の向上をめざす。

配達機能を持たない飲食店の代わりに「出前館」が配達を担う「シェアリングデリバリー」は、全国47都道府県で展開しているが、扱いのは食事のみ。

Zホールディングスの2021年3月期決算説明会で川辺健太郎社長は、EC関連の強化施策のなかで、ラストワンマイルについて言及。「物流シナジーという点で、出前館でモノも運ぶことができないかという相談をしている」と話していた。

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