クレカ不正利用対策強化を目的に、かっことユーシーカードが紹介パートナー契約を締結
ECの利用が進む一方で、クレジットカード番号などの情報を盗まれ不正に使われる「番号盗用被害」が急増。「日本のクレジット統計2020年版」によると、「番号盗用被害」の額は223億6000万円
統計学や数学、機械学習の技術を活用し、不正検知やデータサイエンスサービスなどを提供する、かっこは9月16日、ユーシーカードと不正注文検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」に関する紹介パートナー契約を締結したと発表した。
急増するクレジットカードの不正利用への対策強化を図るのが目的。
ECの利用が進む一方で、クレジットカード番号などの情報を盗まれ不正に使われる「番号盗用被害」が急増。一般社団法人日本クレジット協会発表の「日本のクレジット統計2020年版」によると、2020年におけるクレジットカードの不正利用による被害金額は251億円で前年比8.3%減で、ECなど非対面取引が主となる「番号盗用被害」額は223億6000万円(同0.3%増)に達している。
2018年6月1日に施行された「割賦販売法の一部を改正する法律(改正割賦販売法)」では、クレジットカードを取り扱うEC事業者などに対して、「クレジットカード情報の適切な管理」と「不正使用防止対策の実施」を義務化。
その実務上の指針となる「クレジットカード・セキュリティガイドライン2.0版」(クレジット取引セキュリティ対策協議会)において、非対面取引におけるクレジットカードの不正利用対策として、加盟店に対し「属性・行動分析(不正検知システム)」などの方策をリスク状況に応じて導入することを求めるなど、不正対策に対する社会的要請が高まっている。
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