BEENOSが海外向け購入サポートサービス「Buyee Connect」を無料化。EC事業者の海外マーケットへの挑戦を後押し

BEENOSは連結子会社が運営する海外購入サポートサービス「Buyee Connect」を6月1日(水)から無料化すると発表した

藤田遥

2022年5月30日 7:00

BEENOSは、連結子会社が運営する海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」にタグ設置のみで接続し、海外販売を可能にする「Buyee Connect(バイイーコネクト)」の初期費用、月額費用を2022年6月1日(水)から無料にすると発表した。

初期費用、月額費用ともに無料化

BEENOS Buyee Buyee Connect無料化
「Buyee Connect(バイイーコネクト)」の初期費用、月額費用を無料化
(画像は「Buyee」サイトからキャプチャ)

「Buyee Connect」利用費の変更前後の価格は次の通り。

  • 変更前 初期費用:3万3000円(税込)、月額費用:4950円(税込)
    ※初期費用は、個別にサイト専用のタグをエンジニアが作成する費用として発生
  • 変更後 初期費用:無料、月額費用:無料

2022年6月1日(水)以降に申込みをしたEC事業者が対象。既に連携しているEC事業者に関しては、6月1日以降の月額費用が発生しない。「Buyee Connect」は海外ユーザーが1注文あたり300円の手数料と国際送料を負担する。

申込み後に審査を実施する。また、無料期間中に申し込んだECサイトは以降も月額費用が発生しないが、予告なく無料対応の新規受付を終了する場合があるという。

EC事業者の越境ECへの挑戦を後押し

新型コロナの影響でインバウンド消費がリアルからオンラインへ移行したことに加え、DXやグローバル化の加速、円安の追い風も受け、新たな販路として越境ECの需要が以前にも増して高まっている。

また、インバウンド再開後には訪日観光客のリピート買い需要を満たす販路としても、越境ECは注目されているという。BEENOSグループにも、日本企業から海外販売に関する問い合わせが増加し、 2021年には約800件の問い合わせがあった。

こうした状況を受け、「Buyee Connect」を無料化することで導入ハードルをゼロにし、EC事業者がグローバルマーケットに挑戦することを後押しする。

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