メルカートは12月5日、クラウドECサイト構築プラットフォーム「メルカート」とアイルの複数ネットショップ一元管理クラウドサービス「CROSS MALL(クロスモール)」のシステム連携を開始したと発表した。
「メルカート」を利用する事業者は自社ECサイト、「楽天市場」「Amazon」といった主要ECモールの在庫・受注データを一元管理できるようになる。深刻化する人手不足や物流課題に対応するバックヤード業務の自動化を推進でき、実店舗とECの在庫統合によるOMO戦略の基盤構築にも寄与するという。
メルカートを利用する事業者の主なメリットは次の通り。
在庫管理の自動化
「CROSS MALL」をハブに全チャネルの在庫数を同期。「A店で売れたらB店の在庫も即時に減る」という仕組みを実現し、売り越しや機会損失の抑制につなげる。
OMO戦略の加速
実店舗とECの在庫を統合し、ネットとリアルを横断した在庫管理・販売戦略を展開可能にする。
バックヤード業務の効率化
注文データの取り込みから出荷指示までを自動連携。手動でのCSVアップロード作業が不要となり、受注処理の工数を大幅に削減できる。
商品マスタの一元化
CROSS MALLの商品データをメルカート側に取り込むことで商品登録作業を一本化。二重登録の手間を省き、新商品のリードタイム短縮と販売機会の最大化に寄与する。
リカバリ機能の強化
通信エラー発生時でも未取得データを自動補完・再連携する「EC注文リカバリ機能」を搭載し、システムトラブルによる業務停止リスクを最小化する。
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