千趣会は12月12日、通販事業の「ベルメゾン」で、レディースファッションの新ブランド「COMMON+HAUS(コモンハウス)」の展開を開始した。販売チャネルはECサイト「ベルメゾンネット」で、第1弾となる商品の予約販売をスタートしている。
「COMMON+HAUS」は、30代の女性がターゲットの中心。ベーシックを軸にひねりを効かせたデザインとさまざまなスタイリングを提案する。
公式ブランドサイトやSNSでは、雑誌をめくるように新しいスタイリングと出会える体験を提案するという。カットソー、シャツ、ニット、ボトムスなど、毎月約10アイテムを軸に週ごとのスタイリングを発信する予定。
第2弾の商品は2026年1月16日に予約販売を開始する予定。
ブランドの開始を記念して、12月12〜31日の期間に予約したユーザーを対象に、商品の購入時に税込価格から10%値引きするキャンペーンを行う。
ブランド概要
- ブランド名:COMMON+HAUS(コモンハウス)
- 発売日:2025年12月12日
- 価格帯(税込):トップス 7990円〜、ボトムス 8990円〜、ワンピース1万2900円
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展開数:約10アイテム
- 第1弾:2025年12月12日予約販売開始。配送は2月上旬から順次)
- 第2弾:2026年1月16日予約販売開始予定(配送は2月中旬から順次)
第3四半期は赤字幅縮小
千趣会の2025年1-9月期(第3四半期累計)連結決算は、売上高は前年同期比6.9%減の300億2100万円、営業損失は25億9700万円(前年同期は33億5700万円の損失)、経常損失は27億2800万円(前年同期は34億9400万円の損失)、当期純利益は38億6900万円(前年同期は30億7900万円の赤字)だった。
通信販売事業は、ターゲットを明確化し、商品ポートフォリオの見直しや不採算商品の改廃を進めた。ECサイトやカタログでは、顧客層に最適化した売り場への転換を図っており、今後の収益改善に向けた取り組みを継続しているという。通信販売事業の売上高は253億2300万円(前年同期比8.9%減)、営業損失は30億3200万円(前年同期は36億8500万円の損失)だった。
千趣会は2027年12月期を最終年度とした再生計画で、2027年12月期までに売上高500億円、16億円の営業黒字を計画している。第3四半期累計期間は損失幅の縮小が進んでおり、千趣会は「引き続き再生計画に基づく構造改革を推進し、2026年12月期の営業黒字転換に向けて取り組んでいく」としている。
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