トリドールホールディングス傘下でハワイアンカフェ「コナズ珈琲」を展開するKONA'Sは、従業員同士の成長支援を評価・還元する新たな人事評価制度「MAHALO(マハロ)」を導入した。対象は社員とパートナースタッフを含む約4200人。「仲間の成長への貢献」を評価軸に据えるのが特長だ。
「MAHALO」は、個人の売上や成果に加え、他者の成長にどれだけ関与・貢献したかを評価する制度。評価は、1年間の成長度合いを上長が判定し、Lv.1〜Lv.3の3段階で評価する。すべてプラス評価とし、ゼロ評価やマイナス評価は設けない。
評価に応じて「成長感謝ポイント(MAHALO)」を付与。従業員はそのポイントを「自身の成長に貢献した」と感じる同僚に感謝として渡すことができる。受け取ったポイントは年1回集計し、仲間の成長への貢献度を可視化し、支援者への還元につなげる。
インセンティブ面では、全社で一定の利益を達成した場合、その配分をポイント数に応じて決定。将来的には昇進・昇給などの人事評価への反映も予定している。
新制度はコナズ珈琲が大切にする「ALOHA」の精神(思いやり、協調性、心地よさ、謙虚さ、忍耐)を、理念にとどめず評価制度として具現化した。制度名の「MAHALO」はハワイ語で「ありがとう」を意味する。
制度の背景には、トリドールHDが掲げる「心的資本経営」がある。従業員の“心の幸せ”と顧客の“心の感動”を資本と捉え、両者を満たすことで持続的な成長をめざす考え方だ。
トリドールHDは具体的な取り組みとして、店長制度の見直しにより業務を分担し、店長は顧客体験の創出をリードする役割へ移行。報酬も実践レベルに応じて変動し、最大年収2000万円とするなど評価制度の高度化を進めている。また、従業員とその家族にグループ店舗の食事を無償提供する「家族食堂制度」も導入し、従業員満足度の向上を図っている。
「自分自身の成長が実感でき、同時に、誰かの成長にも貢献している」――「コナズ珈琲」で働く全員がどうすれば、そうなるのかを考え抜いてたどり着いたのが、この新しい人事評価制度。本制度を正しく実行、定着させていくために、「コナズ珈琲」のトップである私がグロースビルディング執行責任者としてコミットする。KONA'Sは、「グロースビルディングカンパニー」へ。心的資本経営を掲げるトリドールグループの一員として、コナズ珈琲らしい従業員のハピネスをこれからも追求し続けていく。(KONA'S 阿部和剛社長)
