米Amazonは3月17日、注文から最短1時間または3時間以内に商品を届けるスピード配送オプションを、米国の一部地域で開始した。対象商品は日用品やヘルス&ビューティー、OTC医薬品(市販薬)を中心に9万点以上。家電、玩具、衣料、ホーム&ガーデンなど幅広いカテゴリーを含む。
1時間配送は、ロサンゼルスやシカゴ、ヒューストン、ワシントンD.C.などの大都市圏の一部に加え、アイオワ州デモイン、アイダホ州ボイシといった中小都市を含む、全米数百の都市・町で展開している。3時間配送は、2000以上の都市・町で利用可能。ユーザーは専用ページで提供状況を確認できる。今後数か月で対象エリアをさらに拡大する予定だ。
料金はPrime会員と非会員で異なる。Prime会員は1時間配送が9.99ドル、3時間配送が4.99ドル。非会員は1時間配送が19.99ドル、3時間配送が14.99ドルとなる。なおPrime会員は、条件を満たす注文において従来の当日配送を引き続き無料で利用できる。
Amazonによると、既存の当日配送ネットワークを活用しつつ、出荷プロセスを刷新することで高速配送を実現したという。予測AIによる在庫配置アルゴリズムを活用し、ピッキングや仕分け、フルフィルメント工程を効率化。従業員や配送パートナーの安全基準を維持しながら、配送スピードの向上を実現した。
購入導線の改善も進めた。商品ページでは、1時間・3時間配送の対象であることを表示するほか、「1時間以内」「3時間以内」で絞り込める検索フィルターを追加。対象地域向けの専用ストアフロントページも用意した。
お客さまはかつてないほど忙しく、時間を節約する新しい方法を求めている。独自の運用専門知識と配送ネットワークを活用し、生活を少しでも楽にしながらPrime会員にさらなる価値を提供する機会を見出した。(Amazon ワールドワイド・オペレーション担当シニア・バイス・プレジデントのウディット・マダン氏)
日本では約30分配送「Amazon Now」を展開
なお日本では、アマゾンジャパンが2026年2月から、最短約30分で商品を届ける配送サービス「Amazon Now」を開始。東京都渋谷区の一部地域で提供しており、生鮮食品やおかず、飲料、日用品など数千点を取り扱う。配送料は、Amazonプライム会員が1回290円、非会員が710円。今後、対象エリアを順次拡大する予定としている。
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