食材宅配サービス「Oisix」を手がけるオイシックス・ラ・大地は4月14日、米国ニューヨークを拠点に弁当事業などを展開するFUN BENTO INC.(BentOn)から、機内食製造受託事業を含む和食事業を取得すると発表した。米国のBtoB和食市場へ参入し、米国で伸長している日本食需要を開拓する。事業の譲受は6月の予定。
新設する孫会社が事業譲受
米国で投資事業を行うオイシックス・ラ・大地の子会社Oisix Inc.が100%出資する子会社(オイシックス・ラ・大地の孫会社)を設立し、新設会社が事業を取得する。
新会社の商号は未定(2026年4月15日時点)で、2026年5月に設立を予定している。事業内容は和食事業(機内食製造受託事業を含む)で、BentOn創業者でCEOの古川徹氏が新会社のCEOに就く。資本金は1万米ドル(予定)。
オイシックス・ラ・大地はこれまで、国内のBtoCサブスク事業(食品宅配事業)に加え、2024年のシダックスのフード事業の子会社化以降、BtoBサブスク事業(給食事業)へ事業領域を拡大してきた。今回の米国の和食事業の譲り受けにより、米国のBtoB市場へ初参入する。
事業譲受の目的は、米国BtoB市場の事業基盤の構築、グループシナジーの最大化だ。
BentOnとの連携を強化し、米国BtoB市場の事業基盤を構築。製造から供給までを担う和食提供プラットフォームを展開する。
グループシナジーの最大化は、BentOnの和食の製造ノウハウと、オイシックス・ラ・大地の商品開発力を融合し、ニーズに即した質の高い食事サービスを提供する。自社拠点を活用した供給体制を構築し、北米における安定収益基盤の強化を推進する。
NYで和食事業を展開するBentOnとは
農林水産省の調査によると、健康意識などの高まりを背景に、北米での日本食レストランは2025年に約2万9400店となり、2013年の約1万7000店と比較して十数年で1.7倍以上に拡大している。BentOnは和食需要が高いニューヨークにおいて、健康的で栄養バランスに優れた和食の弁当・総菜を提供するデリ専門店として地位を確立。日米のスポーツチームなどへのケータリング実績もある。オイシックス・ラ・大地とはこれまでに、「Oisix」とのコラボミールキットの日米同時販売を通じて協力関係を構築してきた。
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