高野 真維 2022/9/16 8:00

作業着スーツ発祥のボーダレスウェアブランド「WWS(ダブリューダブリューエス)」を企画・販売するオアシスライフスタイルグループは、2022年度上半期(2022年3-8月)の自社ECサイトの売り上げが、コロナ禍前の2019年度同期比500%だったと発表した。

作業着スーツ発祥のボーダレスウェアブランド「WWS」

2022年度上半期のEC売り上げ、コロナ禍前比500%達成 

自社ECサイトの売り上げは前年同期比104%、コロナ禍前の2019年度同期比500%。東京に2店舗展開する直営店の売り上げはそれぞれ前年比増で推移した。

2021年春にオープンした旗艦店「Flagship Store新宿」の2022年5-8月期の売上は前年同期比180%になったという。

オアシスライフスタイルグループは、働き方の多様化によってカジュアルかつ快適に着用できるスーツの需要が定着してきたと説明。一例として、「WWS」のメルマガ登録会員が2019年度比で約10倍増加したことをあげた。

さらに、夏向けセットアップ「クールモデル」が、販売後10日で用意していた数量の9割を消化するほど好評だったこと、“染め”にこだわった新シリーズ「大人のBizモデル」が予約2か月待ちになるほどの反響があったこと、「釣り具のイシグロ」や「サバゲーフィールドASOBIBA」などの異業種とのコラボレーションによって新規顧客層の獲得につながったと説明している。

夏向けセットアップ「クールモデル」も好評だった

「今のライフスタイルに合った新商材を置くことで幅広い年齢層の獲得やポテンシャルを高めたい」という売り場が百貨店を含めて増加。2022年4月には「WWS」の取扱店が過去最多の69店舗になった。

2022年3-8月期の卸売上は前年同期比で140%を達成したという。

「WWS」の販売は2018年3月から開始。累計販売数は17万着で、導入企業数は1800社超となっている。作業でも、オフィスワークでも、私服でも、季節やシーンを問わず着用できる高機能かつシンプルなデザインを追求したボーダレスウェアと位置付けており、高機能とフォーマル要素を兼ね備えた。

靴業界参入の第一弾商品は売上1000万円突破

2022年度上半期は、8月に靴ブランド「WORKWEAR SHOES(ワークウェアシューズ)」を立ち上げ、本格的に靴業界に参入することを表明した。

第一弾の商品である“カカトが踏める”「ボーダレス本革シューズ」は、アシックス商事の「texcy luxe(テクシーリュクス)」と共同開発した。応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」ですでに売り上げ1000万円を突破しており、標金額の2000%を達成しているという。「Makuake」では2022年8月から先行販売している。

“カカトが踏める”「ボーダレス本革シューズ」

「ボーダレス本革シューズ」は、ビジネスシューズの「脱ぎづらくて、蒸れて臭いやすい」「履くときに靴ベラが必要」「歩きにくく、足が疲れやすい」「長距離移動やデスクワークに不向き」といった課題の解決をめざして開発した。オフィスワークや出張などの移動シーンでも快適に過ごすことができ、冠婚葬祭や普段使いにもマルチに使いやすいとしている。

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