J.フロント リテイリングのコミュニティを活用した次世代のリテール構想とは
J.フロント リテイリングはメーカーとユーザーの共創で「ユーザーが買いたいと思う商品が買える」「買い手が主人公となる」といったコミュニティを形成し、「新たなるコンテンツの開発」「コミュニティを通じた顧客との新しい関係性」の構築をめざす
J.フロント リテイリングは、コミュニティを通じた次世代リテール戦略を始動した。モノを仕入れて販売する従来型のリテールビジネスモデルに加え、新しい形のリテール・ビジネスを「コミュニティ」経由で創造するという。
売り手企業である各業界のメーカーと協業、メーカーの新商品開発について、商品の開発・設計の段階からコミュニティに参加するユーザーの意見を反映する。買い手であるユーザーと売り手であるメーカーと共創し、商品仕様を決める。
仕様が決まった商品はメーカーが製造し、その商品をJ.フロント リテイリングのリアル店舗などを通じて販売する。
地方のメーカーや生産者とも協業する。地方の商品や技術を「共創コミュニティ」に参加するユーザーと掘り起こし、各地域のメーカーや生産者の商品開発やイノベーション、販路開拓、マーケティングを支援。地域の経済活性化につなげる。
メーカーとユーザーの共創で「ユーザーが買いたいと思う商品が買える」「買い手が主人公となる」といったコミュニティを形成し、「新たなるコンテンツの開発」「コミュニティを通じた顧客との新しい関係性」の構築をめざす。
こうした次世代リテール戦略は、J.フロント リテイリングの百貨店、PARCOの全国にある店舗を起点として推進。日本全国の地域社会ごとに「共創コミュニティ」を展開するとしている。
この構想を進める一環で、企業と消費者をつなぐインターネットのコミュニティ開発と運営・コンサルティングを手がけるクオンに出資した。
クオンのファンコミュニティクラウドには50社以上のコミュニティが存在。運営するサイト「“絆”のコミュニティ」には200万人を超えるユーザーが参加し、企業との共創を創出しているという。
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