決済手段を増やす? レビューを増やす? CVRが上がらない時に読んでみるといい記事がありました【ネッ担まとめ】
CVRを上げる手法の記事がありました。広告を改善したり決済を増やしたりとやることはたくさんありますが、日々の業務のなかで自然と改善できるに越したことはないです。忙しい人が多いと思いますので、効率化から取り組んだほうがいいかもしれません。
個人的なおすすめは「外部の人に使ってもらう」こと
ECサイトのCVRを改善する10のコツとは? 計算方法や平均値、低くなる原因を徹底解説! | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/11546
ECサイトのCVRは利益に関係する指標のため「平均値」や「CVRを改善させる方法」などが気になるものです。ECサイトを成功に導くには、効果的なマーケティング戦略を構築させる必要があります。本記事では、ECサイトのCVRについて概要や改善のコツなどを紹介します。
ECサイト運営においてCVRの目安は一般的に1~3%と言われています。米国のWordStreamが調査した結果では、ECサイトのCVRは1.84%が中央値であると発表しました。(引用元:What’s a Good Conversion Rate?|Word Stream)
これは目安なので気にする必要はありません。今のショップのCVRを基準にして、そこからどれだけ上げることができたのかを見ていくのがいいです。セミナーなどでも「CVRはどのくらいがいいのですか?」と聞かれることもありますが、高ければ高いほどいいですし、低かったとしても改善して伸ばせばいいです。また、会社としてECの利益が出ていればひとまずはOKでしょう。この手の調査結果に惑わされないことが大事です。
同じく「商品ジャンル別の平均CVR」も書かれていますが、気にしなくて問題ありません。
ECサイトのCVRが低くなる主な原因は、下記の通りです。
- 広告のターゲティングが外れている
- サイトの構造に何らかの問題がある
- 市場環境の変化に対応できていない
- 今すぐ購入すべき理由を明示していない
最初の2つは必ずチェックすべきポイントです。広告に関しては自力で運用しているなら外部の専門家に確認してもらいましょう。昨今のWeb広告はどんどん進化していきますので、古い知識では売り上げを伸ばすことができませんから。外部に依頼している場合は運用状況をきちんと把握するようにしましょう。丸投げでは伸びませんし、運用者の人も考えてやっていますので、その意見を聞きながら進めるといいですね。
サイトの構造の問題は自分たちでは気付きにくいので、家族や友人に使ってもらいましょう。外部の人が見ると欠陥はすぐにわかります。
市場環境の変化に関してはCVRというよりも、事業もしくは会社の問題です。
今すぐ購入すべき理由はややもすると煽りになってしまうこともありますので、使うのはほどほどに。ユーザーも慣れてきますのでお得感が薄れていきます。
ECサイトのCVRを改善する12のコツ
- モバイルファーストに対応する
- レビューの質と量を高める
- CVにつながるような導線設計を意識する
- カスタマーサポート体制を充実させる
- 多様な決済方法を用意する
- ECサイトをメディア化する
- かご落ち対策をする
- 商品画像や説明文を充実させる
- 入力フォームの最適化を図る
- 配送面の利便性を高める
- 返品無料
- クーポンオファー
※項目のみ筆者が抜き出しました
改善するコツはたくさんありますね。3つだけに絞るなら、「モバイルファースト」「カスタマーサポートの充実」「多様な決済方法」になると思います。モバイルファーストに関しては言うまでもないですね。BtoCの場合は少なくとも7割以上のアクセスがスマホからだと思いますので。スマホもさまざまな機種がありますので、自分が使っていない機種での確認が必要ですし、日ごろからスマホで買い物をすることを習慣にしましょう。PCで買っているとユーザーの気持ちがわかりません。
カスタマーサポートに関しては面倒なことも多いですが、本当に困っているユーザーもいますので真摯に対応しましょう。対応したら終わりではなくて、ノウハウ化すること、改善することも忘れずに。前述の「外部の人が見ると欠陥はすぐにわかります」だと思えばいいですね。
決済方法はクレジットカード、コンビニ決済、後払い決済は揃えておきたいです。「Amazon Pay」などの決済もできるだけ多くあるといいです。ポイントを貯めているユーザーもいますからね。決済代行会社が一通りそろえていることもあります。
ECサイトのCVR改善に役立つ6つのツール
ECサイトのCVRを改善する際に役立つツールは、下記の通りです。
- チャットボット
- アクセス解析ツール
- EFOツール
- サイト内検索(サジェスト)
- ワンページカート
- レコメンドツール
これらはあったほうがいいですが、なくても何とかなります。ツールを入れると費用がかかりますし、売上金額に応じた手数料がかかることもありますので、せっかくCVRを伸ばしてもその分の利益がなくなってしまうこともあります。それよりも、日々の業務のなかで改善が進むようにする仕組みを作るほうが重要です。
効率的な業務体制にして時間を作り、改善の時間に割いていきたいですね。
今週の要チェック記事
AI機能「BASE AI アシスタント」で、ショップ運営の業務を軽減 | BASE U
https://baseu.jp/28849
商品の重量や個数、温度帯やお届け先ごとなどショップに応じた柔軟な送料の設定が可能に。「送料詳細設定 App」 | BASE U
https://baseu.jp/31418
BASEさんの機能アップデートを2つ。本格的なカートシステムになってきました。
BASEが運営する購入者向けショッピングサービス「Pay ID」が、 ネットショッピングにおける消費者動向調査2023を初発表 希望する決済方法がなく購入を中断した経験がある方は6割 | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/44406
冒頭の記事のコメントと同じくクレジットカード、コンビニ決済、後払い決済の3つは必須ですね。
楽天ポイント付与条件変更で「モバイル利用者」を優遇、「楽天市場」出店者への影響は? | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/11590
Yahoo!ショッピング、最大24.5%還元の「ヤフービッグボーナス」12月19日まで開催 | ITmedia Mobile
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2312/04/news154.html
「楽天市場」のポイント還元率が下がって、「Yahoo!ショッピング」が増えています。モールの元気がないとショップにも影響するので頑張ってほしいところ。
ヤマト運輸と佐川急便、一部地域で荷物の配送に遅れ。年末商戦で12月も配送遅延が続く可能性も | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/11660
売れてくれるのは嬉しいけれど、配送の問題も出てきています。2024年はこのあたりに悩まされそうですね。
「honto」が本の通販サービス終了 店舗での受け取りも不可に | ASCII.jp
https://ascii.jp/elem/000/004/173/4173038/
たまに使っていたので驚き。「『honto』は電子書籍ストアのサービスは継続し、本の通販に関して『e-hon』との連携を開始致します」。のこと。
※追記あり 【2023年12月版】 Google Merchant Center Next を使うか否かの判断基準 ? | Yuwai
https://yuwai-inc.jp/blog/202312-criteria-for-deciding-whether-you-should-use-google-merchant-center-next/
自社ECで「Google Merchant Center」を使っている場合は注意。クラシック版に戻す作業を行うことになるかも。
今週の名言
「強運」の正体 | えとみほ
https://note.com/etomiho/n/nc9dfff7e6b51
とにかく運を引き寄せたければ、アクション、アクション、アクションだ。やはりどう考えても物事のランダムな確率が人によって大きく変わるとは思えない。短期的な運不運の偏りはあるかもしれないが、長期的に見たら良いことが起こる確率にほぼ大差はないはずである。つまりどんな人でも、機会を増やせば必ず好機は訪れる。
シュートを打たないと点は入らない、いいことも行動しないとやってこない。チャンスだと思ったときはすぐに反応しましょう。
筆者出版情報
「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める
小さい会社のウェブマーケティング必勝法
森野誠之 著
翔泳社 刊
発売日 2021年10月15日
価格 2,200円+税
この連載の筆者 森野誠之氏の著書が翔泳社から発売されました。小さな会社の“ひとり担当者”が、未経験、低予算、独学でホームページのリニューアルからウェブマーケティングまでを成功させるための指南書です。電子版、オンデマンド印刷版ともにAmazonで発売中です!
今回はCVR(conversion rate)アップの記事を紹介します。CVRは転換率とも言ったりしますね。アクセスが少なくてもCVRが高ければ売り上げが上がるので、チェックリスト代わりに使ってみましょう。私からは気になったところだけピックアップします。