Amazon、750円未満商品の販売手数料を5%に引き下げ。2500円以下のアパレルは12%→8%に変更済

アマゾンジャパンは6月1日から、一部ジャンルを除く750円未満の商品の販売手数料を5%、最低手数料を30円に変更する。ファッションジャンルでは先んじて5月15日から2500円未満の商品の販売手数料を8%に引き下げている。

鳥栖 剛[執筆]

2024年5月28日 7:00

アマゾンジャパンが、「Amazon.co.jp」に出品する販売事業者に対し、低価格商品の販売手数料を引き下げる。6月1日から750円未満の商品の販売手数料を5%とする。ファッションジャンルでは先んじて、5月15日から2500円未満の商品の販売手数料を12%から8%に引き下げている。

アマゾンジャパンが、「Amazon.co.jp」の低価格商品の販売手数料を引き下げる
Amazonセラーセントラルに掲載された告知を編集部がキャプチャ

6月1日に手数料を引き下げるのは、商品1点あたり750円未満の商品。なお、本・ミュージック・DVD・ビデオ・PCソフト・TVゲーム・Amazonデバイス用アクセサリは除く。販売手数料は5%とし、最低手数料を30円とする。

あわせて6月1日以降、食品&飲料・ビール商品について、商品1点あたり30円の最低販売手数料を導入する。

手数料の改定は「購入者に低価格商品を含む幅広い品ぞろえを提供できるよう出品者を支援する」ため。手数料は「Amazon独自の裁量でいつでも変更される場合がある。その他のFBA手数料に変更はない」としている。

また、5月15日には2500円未満の服&ファッション小物商品の販売手数料を12%から8%に引き下げた。FBA低価格商品手数料の対象ではない1000円以上の価格の商品を販売する場合、適用されるFBA配送サービスは同じだが、通常のFBA手数料が自動的に適用される。「この手数料の引き下げは、Amazon独自の裁量によりいつでも終了する場合がある」とセラーセントラルで注記している。

アマゾンジャパンでは3~6月に「フルフィルメントbyAmazon(FBA)」を改定。新商品特典プログラムの対象拡大、配送代行手数料のサイズ区分変更、1000円以下の商品のFBA配送代行手数料改定、長期在庫追加手数料の改定を実施するほか、低在庫レベル手数料、在庫保管追加手数料を新たに導入する。

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