【2023年のBtoB-EC市場】法人向け市場規模は465兆で10.7%増。EC化率は4割に
経産省の電子商取引調査では、「建設・不動産業」「製造業(6業種に分類)」「情報通信業」「運輸業」「卸売業」「小売業(6業種に分類)」「金融業」「広告・物品賃貸業」「旅行・宿泊業、飲食業」「娯楽業」の全20業種を推計対象業種としている。
経済産業省が9月25日に発表した「令和5年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、2023年のBtoB-EC(企業間電子商取引)の市場規模は前年比10.7%増の465兆2372億円で、EC化率は40.0%の同2.5ポイント増だった。
BtoB-EC市場規模の業種別内訳を見ると、市場規模が最も大きいのは「卸売」で121兆2499億円(前年比7.4%増)。「輸送用機械」が73兆5495億円(同24.9%増)、「繊維・日用品・化学」が45兆1456億円(同0.9%増)、「電気・情報関連機器」が45兆1318億円(同0.2%増)で続いた。
「その他」を除いた前年比の伸び率では、「輸送用機械」が前年比24.9%増。「情報通信」が同22.7%増、「食品」が同19.9%増で続いている。
EC化率で見ると、最も大きいのは「輸送用機械」の80.6%。「食品」が75.0%、「電気・情報関連機器」が69.6%だった。
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