アマゾンジャパン、過密地域での配送にリヤカー付き電動アシスト自転車の新モデルを導入
アマゾンでは2023年からラストワンマイル配送にリヤカー付き電動アシスト自転車を導入。33都道府県で数百台導入されており、毎月稼働台数は増えている。今回新モデルを導入しモーターやバッテリー、ブレーキの性能などを向上させた。
アマゾンジャパンは10月10日、日本で導入するリヤカー付き電動アシスト自転車の新モデルを発表した。モーターやバッテリー、ブレーキの性能などを向上させた。
リヤカー付き電動アシスト自転車は、Amazonの商品を配達するデリバリーサービスパートナー(DSP)が自動車での通行が難しい狭い路地、過密地域で安全・便利な配達を実現するため日本で独自開発したもの。
リヤカー付き電動アシスト自転車は2023年から運用開始し、現在は33都道府県で数百台導入されている。毎月稼働台数は増えており今後も拡大させる。自転車のため運転免許証を保有していなくても活用でき、温室効果ガスの排出量が少ない配達ができるという特徴もある。
今回、DSPからのフィードバックからリヤカー付き電動アシスト自転車を改良。新モデルでは強力なモーターを搭載し、漕ぎ出しを簡単にし軽い力でスムーズに加速できるようにした。坂道走行も楽になるという。バッテリー性能も向上させ、1回の充電による走行距離を約30%伸ばした。
安全面でも、フレームを硬度の高い素材を採用することで耐荷重を高めた。駐輪時の横転しないようスタンドも再設計した。ディスクブレーキを採用し、ブレーキ性能も強化。安全な運転をサポートするという。
アマゾンジャパンのアマゾンロジスティクス代表のアヴァニシュ・ナライン・シング氏は「電動アシスト自転車による配達は、経験の有無にかかわらずより多くの人が配達できるようになる。配送ネットワークの脱炭素化にも寄与する、未来のラストワンマイル配送を支える重要なもの」とコメントしている。
なお今回の取り組みは、Amazonが日本国内でラストワンマイル配送とドライバーの働き方に関わる施策の拡大に向けて行う250億円の追加投資の一環となる。
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