子ども向け健康食品ECサイトでカード情報が漏えいした可能性。委託先のサーバーが不正アクセス受けカートシステムが改ざん
子ども向けの健康食品などを販売しているmogは11月12日、自社ECサイト「こども栄養バランスmog オンラインストア」が第三者による不正アクセスを受け、個人情報(3484件)、クレジットカード情報(2153件)が漏えいした可能性があると発表した。
原因は、「こども栄養バランスmog オンラインストア」の委託先カートシステム運営会社のサーバーが不正アクセスを受け、カートシステムの一部が改ざんされたためという。
クレジットカード情報が漏えいした可能性があるのは、2021年3月5日~2024年5月21日の期間中に「こども栄養バランスmog オンラインストア」で、新規にカード情報を登録して注文した2153件。会員名、カード番号、有効期限月、有効期限年、セキュリティコードが流出した可能性がある。
個人情報が漏えいしたことがあるのは、2021年3月5日~2024年5月21日の期間中、「こども栄養バランスmog オンラインストア」において新規に購入した顧客およびマイページへログインした顧客情報3484件。漏えいした可能性のある情報は、メールアドレス(ログインID)、パスワード、生年月日(任意入力項目)となっている。
警視庁から漏えいの懸念を指摘する連絡が入ったため5月31日、「こども栄養バランスmog オンラインストア」でのカード決済を停止。同時に、第三者調査機関による調査を開始した。
9月25日に調査機関の調査が完了し、クレジットカード情報などが漏えいした可能尾性があるが判明。また、一部顧客のクレジットカード情報が不正利用された可能性があることを確認した。
mogは再発防止策として、システムのセキュリティ対策および監視体制の強化を行い、再発防止を図っていく。システム改修後の「こども栄養バランスmog オンラインストア」のWeb注文受付再開日については決定次第、Webサイト上で告知するとしている。
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