松原 沙甫[執筆] 7:00

マーケティング事業やコンサルティング事業などを手がけるオレコンが実施した、ユーザーが無意識に不利な行動を取るように設計された悪意のあるデザインを指す「ダークパターン」の認知度と影響についての意識調査によると、「ダークパターン」を知らないは8割超、対策をしていると答えた経営者は5.8%だった。調査時期は2024年12月で、調査対象は経営者240人。

「ダークパターン」という言葉について知っているかを聞いたところ、「知っている」は13.8%、「知らない」は86.3%だった。

「ダークパターン」という言葉を知っているか
「ダークパターン」という言葉を知っているか

「ダークパターン」のリスクを他者に説明できるかについては、「説明できる」が9.6%、「説明できない」は90.4%。

「ダークパターン」のリスクを人に説明できるか
「ダークパターン」のリスクを人に説明できるか

「ダークパターン」について、海外ではAmazonが「ダークパターン」の使用で12億円の罰金が科せられた。この事案について「知っている」と回答したのは12.5%、「知らない」は87.5%だった。

Amazonの「ダークパターン」仕様に対する12億円の罰金について知っているか
Amazonの「ダークパターン」仕様に対する12億円の罰金について知っているか

自社サイトで「ダークパターン」対策を行っているのかを聞いたところ、「行っている」は5.8%、「行っていない」は94.2%だった。先行して「ダークパターン」の対策を始めた企業からは「顧客満足度が上がった」「離脱率が改善された」などの声が寄せられている。

自社サイトで「ダークパターン」対策を行っているか
自社サイトで「ダークパターン」対策を行っているか

「ダークパターン」について調べたり、トレーニングに参加しているのか聞いたところ、「している」は5.0%、「していない」が95.0%となっている。

「ダークパターン」について調べたりトレーニングに参加しているか
「ダークパターン」について調べたりトレーニングに参加しているか

調査概要

  • 調査手法:インターネット調査
  • 調査時期:2024年12月
  • 調査対象:18歳以上で国内在住の会社経営者240人
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