キーエンスがBtoB-ECに参入、新設子会社「メイカーズ」がECプラットフォームFA機器EC「MAKERZ」を展開
自動化・省力化機器(FA機器)を販売するECサイト「MAKERZ」では「ZINRIKI」という代替品提案サービスも用意し、コストダウンにも役立つという
キーエンスがBtoB-ECに参入した。新規事業部門として2024年2月に設立した100%子会社メイカーズがこのほど、自動化・省力化機器(FA機器)を販売する法人向けECサイト「MAKERZ(メイカーズ)」を開設し、運営を開始している。
メイカーズの資本金は1億円。事業内容は自動化・省力化機器などの企画・開発およびECプラットフォームの運営。

メイカーズがECサイトで取り扱うFA機器は、「アルミフレーム・接続部品」「直同部品」「回転・駆動部品」「汎用部品」「締結部品」「空圧部品」「油圧・水圧部品」「検査用品」「電気機器」など。CADデータの無料ダウンロードができるほか、見積・注文履歴の確認などもサイト内で利用できるとしている。
メイカーズの強みとしては「ものづくりネットワーク」「生産/品質管理」「ニーズの把握と理解」の3つをあげている。世界中のモノ作りパートナーと連携し、メーカークオリティとコスト競争力を両立。顧客が持つ課題や要望を商品サービスに速やかに反映するという。
「ZINRIKI」という代替品提案サービスを用意し、クライアント企業のコストダウンにも役立てるという。「ZINRIKI」はWeb上で型番や品名を入力するだけで、基本寸法・材質・表面処理などの互換性を確認し、代替商品を提案するという仕組み。同一スペック比で約30%以上のコストダウンにつながるケースもあるという。
メイカーズが求人サイトに掲載した情報によると、フィールドセールスを募集している。主に製造業のクライアント企業を対象に訪問、ECサイトのサービス・戦略商品の紹介および拡販を行うとしている。
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