4月は情報迷子が増える、知ってた? 若手社員の8割がメールやチャットの多さに「情報の混乱」経験あり

ヌーラボが調査した「若手社員の戸惑いとチームワークマネジメントの実態」の調査結果によると、約8割の若手社員がメールやチャットの通知過多で情報の混乱を経験したことがあることがわかった。また、そのうち「通知が多すぎて確認漏れが発生する」と回答した割合は約3割もあった。
調査期間は2025年1月27日。調査対象は20歳~25歳の若手ビジネスパーソン600人。
社内外の関係者とメールやビジネスチャットなどで連絡を取る際に困った経験があるか聞いたところ、「困った経験あり」が79%、「困った経験なし」が20.9%だった。

どのようなことに困っているかは、「通知が多すぎて確認漏れが発生する」が最多の30.4%だった。続いて「重要な情報が埋もれて見逃してしまう」が25.9%、「やり取りの履歴や必要な資料を探すのに時間がかかる」が24.4%だった。

1週間でどれくらいの時間を資料や履歴探しに費やしているか聞いたところ、「30分以上1時間未満」が30.4%、「1時間以上1時間半未満」が12.5%、「1時間以上2時間未満」が4.5%、「2時間以上」が2.5%だった。合計すると、約50%が1週間に30分以上費やしていることがわかった。年換算すると、26時間以上が「資料を探す時間」として失われている計算になる。

Excelを使用したデータ管理で不便を感じたことがあるか聞いたところ、「不便を感じた経験あり」が60.5%、「不便を感じた経験なし」が39.5%だった。多くの人が不便を感じているのは、「ファイルの容量が大きくなると動作が遅くなる」が22.3%、続いて「複数人による同時編集ができない」が20.3%、「データの最新バージョンが分からなくなる」が16.8%だった。

個々のタスク管理にだけでなく、異なる所属や組織を超えたメンバーが共通の目標に向かい、効率的に業務を進めるための手法「チームワークマネジメント」が職場で実践されているか聞いたところ、最も多かったのは「一部は実践されているが課題がある」で29.2%。続いて「わからない」が28.5%、「ほとんど実践されていない」が21.0%だった。「十分に実践されている」と回答したのは10.5%だった。

調査概要
- 調査手法:インターネットリサーチ
- 調査期間:2025年1月27日
- 調査対象:20歳~25歳のビジネスパーソン600人