商品検索はAmazon内が65%、楽天市場内が54%、Googleが44%。生成AIでの探索は7%

いつもが実施したネットでの探索行動とAI検索の利用実態に関するアンケート調査によると、商品検索は「Amazon」内が65%、「楽天市場」内が54%、Googleが44%だった。生成AIでの検索は7%にとどまっている。
調査は、ChatGPTなどAI検索ツールの「利用経験」「利用頻度」「未利用者の期待」を年代・性別ごとに把握すると同時に、Google検索や「楽天市場」「Amazon」、SNS検索などの検索手段についても調査した。
商品検索の主流はモール内検索
直近の半年間における商品検索の手段を聞いたところ、「Amazon」内検索が65.3%でトップ。次いで「楽天市場」内検索が54.0%で、モール内検索が上位を占めた。Google検索は44.4%。生成AIによる検索は7.0%にとどまった。
年代別の傾向を見ると、20歳代は生成AIによる商品検索の利用率が17.3%だったのに対し、60歳代は3.3%。いつもは、生成AIによる商品検索行動は今後若年層で浸透が進む兆しがあると指摘している。
AI商品検索について
直近の半年間で以前より増えた検索手段について聞いたところ、「以前より増えた」手段として生成AIをあげたのは5.8%にとどまった。
「今後AI検索を使って商品を探すとしたら、どのような機能や体験があれば『使ってみたい』と思うか」という質問については、「自分の条件(価格・目的・生活スタイル)に合った商品を絞り込んでくれる」が47.0%でトップ。「複数の通販サイト(Amazon、楽天など)の価格やレビューを比較・要約してくれる」(45.0%)、「クーポン・ポイント・セール情報を加味して一番お得な購入方法で実行してくれるなら使いたい」(35.7%)と続いた。自動絞り込み、複数EC横断比較、クーポンを加味した最安提案が上位となった。
いつもは調査結果について、「昨今、消費者の商品探索行動は、Instagram、YouTube、TikTokなどのSNS検索が台頭し、マーケティングの多様化・高度化の一途をたどっている。生成AIの普及により、変化は今後さらに加速することが予想される。ブランド企業にとっては、AI検索を“新たなユーザー接点”として捉え、対応していくことが今後事業課題となると予想される」と総括した。
調査概要
- 調査時期:2025年4月
- 調査方法:Webアンケート
- 調査機関:ノウンズ株式会社
- 調査対象:Knowns(ノウンズ) 消費者モニター:国内の20代~60代の男女
- 回答者数:513名(※質問項目によって一律ではない点に留意)