鳥栖 剛[執筆] 9:30

DGビジネステクノロジー(DGBT)は6月19日、ジェーエムエーシステムズ(JMAS)と提携し、JMASが開発・提供するクラウド型BtoB-ECサービス「セカイカート」の取り扱いを開始すると発表した。

製造・卸売業の中小・中堅企業が抱えるBtoB-ECの立ち上げや拡張に関する課題に対して、スピーディーかつ柔軟に構築・運用できる環境を提供。国内外での販路拡大、デジタルシフトの加速を支援する。

DGBTはこれまで、BtoCに加えてBtoB-ECにも対応し、複雑な商流・業務要件への柔軟性に対応できるエンタープライズ企業向けEC構築パッケージ「SI Web Shopping」を提供してきた。一方で、パッケージ型構築だけでは、スピード面やコスト面で中小企業の悩みに対する柔軟な対応、アプローチの幅が限定されるといった課題を抱えていたという。

こうした状況を踏まえ、DGBTはJMASが提供するクラウド型BtoB-ECサービス「セカイカート」の取り扱いを開始した。「セカイカート」の導入しやすさや柔軟性に加え、BtoBを含む多様なEC構築・運用で培った実践的なノウハウ、ERPを源流とした業務設計力、プロジェクトマネジメントの実行力を掛け合わせることで、企業フェーズや課題に応じた柔軟かつ実行力のあるBtoB-EC支援体制を提供する。

「セカイカート」は、製造業・卸売業など中小・中堅企業のBtoB取引に特化したクラウド型ECサービス。BtoB特有の業務に対応する標準機能に加え、多様な商流への対応力も備えており、スピーディーかつ低コストで導入できる。主な特長は次の通り。

1. BtoB取引に最適化された販売・業務機能

卸値や値引き条件の個別設定、顧客ごとの表示制御、問い合わせ履歴の管理に対応。見積作成から受注・配送、在庫・顧客管理までの業務をカバーし、属人化しがちな営業業務の効率化と戦略的なデータ活用を実現する。

2. 海外販路拡大を支える越境対応機能

多言語・多通貨、海外配送業者との連携に対応し、日本国内のサポート体制の下でスムーズな越境ECを実現。公開国や販売商品を取引先ごとに制御でき、販路戦略に応じた柔軟な運用を可能とする。

3. コストを抑えたSaaS型料金体系

利用者数、商品数などに応じたプランが選択可能で、初期費用・月額費用を抑えたスモールスタートに最適。すべてのプランで全機能を利用できる。

4. 柔軟なカスタマイズと外部システム連携

SaaSでありながら機能の拡張ができ、自社の基幹システムや業務要件に応じた個別に対応きる。

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