瀧川 正実 2015/3/26 8:00

リブセンスは4月3日付で、海外ファッションを販売するECサイト運営のwajaを買収する。発行済株式の71.7%を総額4億円で取得し子会社化。リブセンスが持つWebマーケティングや開発力を生かし、wajaの事業を拡大させる。現在は閉鎖しているが、大塚家具と共同で通販サイトを運営するなど、リブセンスはこれまでEC領域に幾度か参入していた。

wajaは2003年の設立。世界約60か国に在住の個人バイヤーが集めた、海外ブランドのファッション衣料品を、日本向けに販売するCtoCの越境ECを手がけている。独自のフルフィルメントシステムを構築。ユーザーが抱える課題を解消することで、商品取扱高を順調に伸ばしている。

wajaは2009年に実施した第三者割当増資で1億1200万円の資金を調達。アント・キャピタル・パートナーズやサンブリッジといった投資会社が上位株主に名を連ねている。2014年9月期の売上高は4億5600万円(前期比32.9%増)、営業利益は1100万円(同450%増)、当期純利益は5400万円(前期は0円)。

リブセンスが買収するwajaのビジネスモデル

wajaのビジネスモデル

リブセンスによると、「CtoCでの越境ECは課題が多い領域。世のなかの不便や問題の解決につながり、必要とされるサービスの創造に取り組んできた。不便や課題が多く潜在市場規模の大きいCtoCの越境ECの領域に着目し、新規参入を検討していた。また、『waja』には2007年から代表(村上太一氏)が注目していた」(広報担当者)としている。

wajaは海外のファッション衣料品を海外在住のバイヤーが仕入れ、それを日本で販売するECを展開している。今後は「海外で仕入れた商品を、他の海外に販売する取り組みも検討している」(同)と言う。

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