インターファクトリーのBtoB向けクラウドECプラットフォーム「EBISUMART BtoB」にBTO(受注生産)機能を実装

BTO(Build To Order、受注生産)は注文を受けてから製品を生産する仕組み。インターファクトリーはBtoB向けクラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART BtoB(エビスマート ビートゥービー)」にBTO機能を実装した。

鳥栖 剛[執筆]

8月29日 9:30

インターファクトリーは8月26日、BtoB向けクラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART BtoB(エビスマート ビートゥービー)」にBTO(Build To Order、受注生産)機能を実装したと発表した。

BTOは注文を受けてから製品を生産する仕組みを指すワード。発注者は用途や予算に合わせて商品を自由にカスタマイズでき、最適な商品を手に入れることができる。受注者も、在庫リスクの軽減、多様化する顧客ニーズへの対応、環境負荷の軽減などのメリットがあるビジネスモデルと言われる。

受注後に生産するBTOモデルの取引は、在庫リスクの軽減による運用資金の最適化のほか、エコフレンドリーなビジネス運営、マーケティング戦略の強化などのメリットがある。 一方、BTOモデルの実現に向けた機能の導入には、製品ごとのマスタ関連付け制御・単価設定といった基幹システムなどとの統合の複雑さ、システムをカスタマイズするための柔軟性といった課題があった。 「EBISUMART BtoB」では、システムの拡張性の高さを生かし、BTO機能を実装。「EBISUMART BtoB」を導入する事業者は機能開発コストと時間を抑えてBTO機能を導入できる。特に製造業・中間流通業のユーザーに活用できる機能という。

BTO機能導入のメリット

  • 個別ニーズへの対応
    • 取引先ごとのニーズに対応することで継続的な再発注のしやすさにつながる。これにより安定的な収益の確保、収益予測を立てやすくなるとしている。
  • 在庫リスクの軽減
    • BTO機能を導入することで、事業者様は過剰在庫や在庫切れのリスクを抑えることが可能となり、資金を効率的に運用することができる。
  • 環境への配慮
    • 必要な分だけを生産することで、無駄な資源の消費を抑え、エコフレンドリーなビジネス運営が可能となる。
  • 競争力の向上
    • 取引先のニーズに基づいて製品を製造するため、顧客満足度を高め市場での地位確立につながる。

この記事をシェアしてほしいタヌ!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

企画広告も役立つ情報バッチリ! Sponsored

「サムソナイト」「グレゴリー」のEC改善事例。CVR改善+購入完了率が最大45%増の成果をあげたアプローチとは 11月12日 7:00 スマホゲーム「モンスト」ファンがお得にアイテムを購入できる「モンストWebショップ」はなぜ「Amazon Pay」を選んだのか。導入効果+UI/UX向上に向けた取り組みを聞いた 10月30日 7:00 アンドエスティが「3Dセキュア2.0」の超効率的運用に成功したワケ。オーソリ承認率大幅改善、売上アップにつながった不正対策アプローチとは? 10月28日 7:00 EC業界で市場価値を最大化する――「全体を見渡せる人材」になるためのキャリア設計 10月27日 7:00 転売ヤーが引き起こすEC市場の混乱に立ち向かう! Shopifyパートナー・フラッグシップが提案する最新対策 9月29日 8:00 14か月で累計売上30億円超え。 韓国のネイルブランド「ohora」の急成長を支えたEC戦略とは 9月22日 8:00 生成AI検索が変える消費者の購買行動。UGC活用でサイト流入を最大化する 9月10日 8:00 ほしい商品が見つからないイライラを解消し、CVRを向上! 検索機能強化と顧客満足度アップを実現するBtoB-ECサイト改善のポイントとは? 9月9日 7:00 B向けEC担当者必見。BtoBビジネスを成功に導くサイト内検索の最適化戦略 9月3日 8:00 クリック率3倍、セッション数2.3倍を実現したECサイトの取り組みとは? リアル店舗のような“ワクワク感”を再現するPLAZAの事例 9月2日 7:00