“値下げしない”ヘラルボニーのブラックフライデー。「購入行動が誰かの創造を支える」を通じ、「安くなる日」ではなく「価値を上げる日」に

障がいのある作家と共創し、アートやアパレル、雑貨などの商品を販売しているヘラルボニーは、11月24日から「価値上げブラックフライデー」を公式店舗とECサイトで実施している。期間は11月30日まで。ブラックフライデーセールで一般的な値下げ販売ではなく、消費者が“作家報酬2倍”で商品を購入できる企画としている。

会期中に消費者が購入した商品は、作家に届ける報酬を通常の2倍に設定。税込3000円以上購入した購入者には、限定アートステッカーを進呈する。

ヘラルボニーが「値下げ」ではなく「価値上げ」をする理由

ヘラルボニーがアーティストへ支払う年間累計報酬額は、直近の4年間で25倍に増加したという。

ブラックフライデーは世界的な消費イベントであり、「大量消費」「値下げ競争」に重きが置かれる傾向にあるが、ヘラルボニーは“安さではなく、価値を選ぶ”という新しい選択肢を提示したいという考えか、ら「価値上げブラックフライデー」の開催を決めた。

なお、アート作品の原画はブラックフライデーの対象商品から除外する。