大嶋 喜子[執筆] 6:00

コンディショニングブランド「TENTIAL(テンシャル)」を展開するTENTIALは11月7日、障がいのある作家と共創し、アートやアパレル、雑貨などの商品を販売しているヘラルボニーと共同開発した製品「BAKUNE Pajamas Dry(HERALBONY)」の販売をECサイトやTENTIALの一部店舗で開始した。ヘラルボニーのECサイトでも共同開発製品を販売している。

「BAKUNE(バクネ)」はTENTIALの主力商品であるリカバリーウェア。他社とのコラボレーションは今回が初めて。

共同開発した「BAKUNE Pajamas Dry(HERALBONY)」は、「BAKUNE」にヘラルボニーの契約作家2人が描いたデザインの2種類を展開。着用できるアート作品として、着る人の心身にやすらぎを提供することをめざす。

自家需要だけでなくギフト需要も見込んでおり、製品と同様のアートが描かれた限定デザインボックスを用意している。

「BAKUNE Pajamas Dry(HERALBONY)」(左側)と同様のアートが描かれた限定デザインボックス(右側)
「BAKUNE Pajamas Dry(HERALBONY)」(左側)と同様のアートが描かれた限定デザインボックス(右側)

協業の経緯

協業は、TENTIALの中西裕太郎CEOが、ヘラルボニーの掲げる理念に共感・感銘を受けたことがきっかけ。中西CEOは、ヘラルボニーの契約アーティストのアートを視察したり、ヘラルボニーのメンバーやアーティスト、アートディレクターとも対話したという。

TENTIALの中西裕太郎 代表取締役CEO(白い服の男性)とヘラルボニーの松田文登Co-CEO(黒い服の男性)
TENTIALの中西裕太郎CEO(白い服の男性)とヘラルボニーの松田文登Co-CEO(黒い服の男性)

TENTIALの「人類のポテンシャル(潜在能力)を引き出したい」という思いと、ヘラルボニーの「社会に障がいがあるアーティストの異彩を世界に広げたい」という思いは、深く共鳴している。アーティストの方々の魂が込められた作品に触れることで得られる「異彩のエネルギー」と、「BAKUNE」のコンディショニング機能とが融合することで、着用する方々の心身のポテンシャルを引き出す力になれば幸い。(TENTIAL 中西裕太郎 代表取締役CEO)

TENTIALが掲げる「人類のポテンシャルを引き出す」という思想は、ヘラルボニーが信じる「1人ひとりの異彩が社会の可能性を拡張する」という理念と、美しく共鳴している。(ヘラルボニー松田文登 代表取締役Co-CEO)

「BAKUNE Pajamas Dry(HERALBONY)」の製品情報

一般医療機器。特殊機能繊維「SELFLAME」による血行促進作用、筋肉のコリなどの改善や疲労を回復する。抗菌防臭、消臭効果が期待される加工を施している。

  • サイズ展開:XS〜2XL
  • 表材:ポリエステル100%
  • 価格:税込3万9820円(上下セット販売/限定デザインボックス付き)

販路

  • EC
    • TENTIALの自社ECサイト
    • ヘラルボニーのECサイト
  • 「TENTIAL」の一部店舗
    • 虎ノ門ヒルズ、丸の内、伊勢丹新宿店、そごう横浜、阪急うめだ本店、大阪

TENTIALの2025年2-8月期(7か月間の変則決算)の売上高は111億3400万円、営業利益は11億6700万円、当期純利益は8億1700万円だった。

決算期を1月から8月に変更した2025年8月期第1四半期(2025年2-4月期)の売上高は同129.9%増の28億5100万円。営業利益は1億8900万円(前年同期は1200万円の赤字)、経常利益は1億8500万円(同1400万円の赤字)、当期純利益は1億3100万円(同900万円の赤字)だった。

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