大嶋 喜子[執筆] 6:30

ハルメクホールディングス傘下のハルメク・エイジマーケティングが、全国の女性50~79歳を対象に実施した「買い物に関する意識・実態調査」によると、お金をかけたいもの・ことのトップは「国内旅行」だった。買い物の際には、「頑張った自分へのご褒美」「ストレス発散」などの心理的動機、「タイパ」「一石二鳥のおトクな商品」など効率・合理性を重視する傾向が高まっている。

トップは「国内旅行」

半年先までにお金をかけたいもの・ことを聞いたところ、最も多かったのは「国内旅行」で47.3%だった。これに「化粧品(スキンケア)」が42.0%、「洋服」が40.3%、「自宅で食べる食料品・食材」が36.0%で続いた。

半年先までにお金をかけたいもの・こと(複数回答可)
半年先までにお金をかけたいもの・こと(複数回答可)

前回調査(2024年9月に実施)では1位が「自宅で食べる食料品・食材」だったが、今回の調査(2025年7月に実施)では14.1ポイント低下した。2位以下の項目では、前回調査と比べて「化粧品(スキンケア)」が5.2ポイント増、「洋服」が5.0ポイント増、「映画館での映画鑑賞」が5.7ポイント増えた。

半年先までにお金をかけたいもの・こと(複数回答可)の2025年7月調査と2024年9月調査の比較
半年先までにお金をかけたいもの・こと(複数回答可)の2025年7月調査と2024年9月調査の比較

利用時は心理的動機が増加。効率・合理性を重視する人も増加

買い物やサービス利用時の気持ちを聞いたところ、上位は「欲しいもの、好きな商品を見たい・買いたい」が93.3%、「セールや特売、値引きなどで賢い買い物をしたい」が89.1%だった。前回調査と比較してほぼ横ばいになっている。

「頑張った自分にご褒美をあげたい」は79.4%(前回調査比9.1%増)、「ストレス発散をしたい」は73.7%(同9.9%増)、「仕事・家事などに向かうために気持ちを切り替えたい」は68.4%(同10.7%増)だった。これらの心理的動機は、前回調査と比べて増加傾向にある。

買い物やサービス利用時の心理
買い物やサービス利用時の心理

商品を選ぶ時のきっかけは「周囲の薦め」「お試しサイズ」など

化粧品や洋服の商品選択時の理由を聞いたところ、「色つきの乳液を勧められて使ってみたのが最初で、使い心地が良く、他の商品にも興味が湧き買うようになった」「ミニサイズの化粧品で試してみたら使い心地が良かったので、通常サイズを購入した」「ショーツを購入したら履き心地が良かったので、ブラも購入した」などがあがった。

調査概要

  • 調査方法:Webアンケート
  • 調査対象:全国の女性50~79歳。「ハルメク」通販サイトのメルマガ購読者
  • 調査実施日・有効回答者数
    いずれも50代・60代・70代が均等になるようウェイトバック
    • 2025年7月17~22日:472人
    • 2024年9月5~11日:293人
  • 調査主体:ハルメク・エイジマーケティング ハルメク 生きかた上手研究所
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