50~79歳女性の買い物意識調査。お金をかけたいものは「国内旅行」47%、「スキンケア」42%、「洋服」40%。ストレス発散、ご褒美などの心理的動機が増加
ハルメクホールディングス傘下のハルメク・エイジマーケティングが、全国の女性50~79歳を対象に実施した「買い物に関する意識・実態調査」によると、お金をかけたいもの・ことのトップは「国内旅行」だった。買い物の際には、「頑張った自分へのご褒美」「ストレス発散」などの心理的動機、「タイパ」「一石二鳥のおトクな商品」など効率・合理性を重視する傾向が高まっている。
トップは「国内旅行」
半年先までにお金をかけたいもの・ことを聞いたところ、最も多かったのは「国内旅行」で47.3%だった。これに「化粧品(スキンケア)」が42.0%、「洋服」が40.3%、「自宅で食べる食料品・食材」が36.0%で続いた。
前回調査(2024年9月に実施)では1位が「自宅で食べる食料品・食材」だったが、今回の調査(2025年7月に実施)では14.1ポイント低下した。2位以下の項目では、前回調査と比べて「化粧品(スキンケア)」が5.2ポイント増、「洋服」が5.0ポイント増、「映画館での映画鑑賞」が5.7ポイント増えた。
利用時は心理的動機が増加。効率・合理性を重視する人も増加
買い物やサービス利用時の気持ちを聞いたところ、上位は「欲しいもの、好きな商品を見たい・買いたい」が93.3%、「セールや特売、値引きなどで賢い買い物をしたい」が89.1%だった。前回調査と比較してほぼ横ばいになっている。
「頑張った自分にご褒美をあげたい」は79.4%(前回調査比9.1%増)、「ストレス発散をしたい」は73.7%(同9.9%増)、「仕事・家事などに向かうために気持ちを切り替えたい」は68.4%(同10.7%増)だった。これらの心理的動機は、前回調査と比べて増加傾向にある。
商品を選ぶ時のきっかけは「周囲の薦め」「お試しサイズ」など
化粧品や洋服の商品選択時の理由を聞いたところ、「色つきの乳液を勧められて使ってみたのが最初で、使い心地が良く、他の商品にも興味が湧き買うようになった」「ミニサイズの化粧品で試してみたら使い心地が良かったので、通常サイズを購入した」「ショーツを購入したら履き心地が良かったので、ブラも購入した」などがあがった。
調査概要
- 調査方法:Webアンケート
- 調査対象:全国の女性50~79歳。「ハルメク」通販サイトのメルマガ購読者
- 調査実施日・有効回答者数
いずれも50代・60代・70代が均等になるようウェイトバック- 2025年7月17~22日:472人
- 2024年9月5~11日:293人
- 調査主体:ハルメク・エイジマーケティング ハルメク 生きかた上手研究所