年末の買い物、消費者のニーズは「お買い得」「品ぞろえ」「利便性」。平均予算は1万1102円
アマゾンジャパンが11月14日に発表した「年末のお買い物に関する調査」によると、8割強が直近半年から1年以内に「節約意識が高まった」と回答していることがわかった。一人あたりのギフト平均予算は1万1102円で、前年調査より1426円増額している。消費者の傾向から、アマゾンジャパンは2025年の年末の買い物は「お買い得な価格」「品ぞろえ」「利便性」がポイントになると見ている。
調査対象は日本全国の20歳~69歳の男女1000人で、調査期間は2025年10月23日~26日。
節約意識が高まった人は83%
直近半年から1年以内での節約意識の変化について聞いたところ、「高まった」が40.7%、「やや高まった」が42.4%で、合計83.1%が節約意識が高まっていると答えた。

買い物において節約のために支出を見直した項目について聞いたところ、最多が「食料品」で60.3%、続いて「ファッション・衣類」が47.9%、「飲料・お酒」が38.7%となった。アマゾンジャパンは「暮らしに密接した項目での支出が見直されている」と解説している。
「こだわりがある」最多カテゴリーは食料品
節約する場合でも、ブランド、品質、容量などにどのくらいこだわるかを聞いたところ、「こだわる」と回答した人が82.9%と最も多かったのは食料品だった。内訳は「とてもこだわる」が22.4%、「ある程度こだわる」が60.5%。
その他のカテゴリーにおいても、それぞれ約60%~70%の人が「こだわる」と回答している。
食料品の次に「こだわる」と回答した人が多かったのは「趣味用品」で、73.4%。内訳は「とてもこだわる」が20%、「ある程度こだわる」が53.4%となっている。
3番目に「こだわる」と回答した人が多かったのは「家電・家具などの耐久消費財」で、73%だった。

ギフトは「体験」のニーズが高まる
自分へのご褒美と他人へのギフトとしてお得に購入したいと思うものを聞いたところ、自分のご褒美で最も多かったのは「体験(食事・エステなど)」で30.9%、続いて「衣類」が27.8%、「小物(ファッション系)」が26.3%、「コスメ」が19.9%だった。
他人へのギフトで最も多かったのが「小物(ファッション系)」で26.0%、続いて「体験(食事・エステなど)」が25.2%、「コスメ」が18.7%、「衣類」が14.9%だった。

ギフト平均予算は1万1102円
ギフトの予算を聞いたところ、「昨年と同じくらい」が76.1%、「昨年よりも多い」は15.3%だった。
ギフトを贈る相手一人あたりの平均予算は1万1102円で、前年調査の9676円よりも1426円増額している。配偶者や恋人などのパートナー、子ども、孫、親へのギフトの予算が前年よりも増えていることがわかった。
贈る相手別で最も平均予算が多かったのは「自分自身」で1万8106円(前年比451円減)、これに次いで「配偶者や恋人などのパートナー」が1万6503円(同2747円増)、「子ども」が1万958円(同2410円増)、「孫」が8377円(同2785円増)となっている。

年末の買い物で重視するポイントは「お買い得」「確実性」「利便性」
2025年の年末の買い物で懸念していることを聞いたところ、最多は「安く購入できる機会を逃すこと」で34.6%、続いて「無駄な買い物をしてしまうこと」が32.9%、「急に必要なものが発生すること」が28.0%だった。
「買い忘れや買い逃し」は27.9%、「店頭の混雑」は26.3%、「買い回りをする手間」は24.7%だった。
アマゾンジャパンは、お買い得な価格と品ぞろえの豊富さに加えて、確実性、利便性も年末の買い物における重要なポイントになっていると指摘している。

調査概要
- 調査対象:日本全国の20歳~69歳の男女1000人
- 調査期間:2025年10月23日~26日
- 調査方法:インターネット調査
