瀧川 正実 2015/5/27 12:15

サマンサタバサジャパンリミテッドは6月16日、アリババグループが運営する中国最大のBtoCオンラインショッピングモール「天猫(Tmall)」に出店し、「サマンサタバサ旗艦店」の運営を始める。サマンサタバサによるECでの海外展開は初めて。

日本で展開しているサマンサタバサのブランドのうち、「Samantha Thavasa(サマンサタバサ)」から展開。順次、その他のブランドをECサイトで販売できるようにする。

これまでサマンサタバサのECサイト運営は国内対応に限定していた。「Tmall」出店を機に、旺盛な中国の消費市場を開拓。ブランド認知や購買利便性の向上、日本でのインバウンド集客の増加などにつなげる。

「Tmall」への出店については、アリババグループの日本法人、アリババが提供する中国EC出店支援サービス「チャイナパスポート」を利用する。中国での現地法人設立、小売権や販売ライセンスの取得といった手続きを、アリババが代行。サイトの構築・運用、顧客対応、物流までをワンストップでサポートする。

サマンサタバサが中国ECを展開するために出店した、アリババグループの「天猫」

サマンサタバサが出店するアリババグループの「天猫」(画像は編集部がキャプチャ)

サマンサタバサジャパンリミテッドは2012年7月から自社ECの運営を開始。2015年2月期でEC化率は約7%まで増えている。ECチャネル売上のうち、4割強が自社ECという。今期(2016年2月期)は、Eコマースの強化・成長として海外EC進出を掲げていた。

なお、サマンサタバサによると「Tmall」へのブランド旗艦店の出店は、2015年3月から、「Tmall」側から招待を受けたグローバルブランドのみが許可される仕組みに変更されたという。

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