瀧川 正実 2015/6/9 6:00

ユナイテッドアローズは、4月に世界300店以上の海外セレクトショップの洋服などが購入できるECプラットフォーム「Farfetch(ファーフェッチ)」へ出店したことを明らかにした。

展開するのは2014年に立ち上げたセレクトショップ「ASTRAET(アストラット)」と「EN ROUTEP(アンルート)」。ファッション感度の高い世界中の利用者にそれぞれのブランドを訴求し、認知度向上などを図る。

2014年に日本語サイトを開設している「Farfetch」を通じ、同サイトの発送システムを生かした販売施策を実施。実店舗への送客促進も見込む。

「FARFETCH」は自社で在庫を抱えず、注文が入ると世界中の提携したセレクトショップが直接商品を購入者に届けるのが特徴。「DHL Express」または「UPS」といった国際配送で世界各国の消費者に商品を配送している。

日本語版「FARFETCH」は、世界のセレクトショップが扱うアパレルなどを日本の消費者に販売するのと同時に、日本のセレクトショップの出店を通じ、欧州や米国など世界各国の消費者への商品販売をサポートする。

ユナイテッドアローズが展開する「Farfetch」内の「ASTRAET」「EN ROUTE」で注文が入った場合、店舗から消費者に直接発送。送り先に応じて最適な店舗イベントの案内やカタログなどを同梱するとしている。

ユナイテッドアローズが「Farfetch(ファーフェッチ)」に出店

「Farfetch(ファーフェッチ)」に出店した「ASTRAET(アストラット)」

「Farfetch」は、ロンドンに拠点を置き、世界300店以上の海外セレクトショップの洋服などが購入できるECプラットフォーム運営のFarfetch(ファーフェッチ)が運営。日本法人は「Farfetch Japan株式会社」で、本社は東京都品川区に置いている。設立は2014年8月。

Farfetchの売上高は2億7500万ドルで、前年比100%増という成長を遂げている。2008年にサービスを開始し、ロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンパウロなどにオフィスを拡大。世界中の海外セレクトショップと提携し、1000以上の海外ブランドをECで世界各国の消費者に販売している。

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